コラム 2020/01/13

パン屋日記 #27 新年あけまして町のパン屋さん

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町のパン屋さんで働くフワフワの日々……を想像してパン屋で働き始めた筆者が、味わい深い同僚やとんでもないお客さまとくり広げる必ずしもフワフワではない日々の記録です。

人のやさしさや仕事の本質、心に残る一言から、「かんべんしてくれよ」と思うようなできごとまで。自分や自分の身近な人のことを思い出して、ニヤッとしたりじんわりしたりしていただけたら、これ以上の幸せはありません。

#27 新年あけまして町のパン屋さん

おじいちゃんがすっと手を出して

ヒジャブを被った女性に、先を譲りました。

 

果たして運賃はいくらなのか

いつ、どうやって払えばいいのかについて、

 

おそらく県外から来た人たちが、

あちこちでひそひそと

話し合っています。

 

路面電車で向かった八丁座は、

お正月から見事に満員で

 

一番うしろの、

カウンターテーブルの席で

ハートランドを飲みながら、

人気の映画を観ました。

 

実に7年ぶりのお正月休みは、

街がキラキラとしていて

とっても素敵でしたが、

 

3日目の朝にはもう、

早くパン屋出たいなあ、

なんて思っていました。

 

新年明けまして

町のパン屋さんは、

 

焼きたてのパンとコーヒーのにおい

 

を、遥かにしのぐ

 

焼き魚のにおい。

 

見た目はパン屋

においはメザシなので、

入店して一瞬、異次元に

迷い込んだのかと思いました。

 

犯人は、わたしの大好きなシェフでした。

 

いかにもめでたい赤色に

グリルパンのしましまを

こんがりと背負った

ランチ用の金目鯛が、

 

さあ、新年だ新年だと

うず高く積まれていたのでした。

 

今日の食パンアレンジ ♯01

新年あけましておめでとうございます! 13日も経つんですね、早い。早いぞ1月! さて、このコーナーですが、懐かしいネタがあったので、それを掲載していきます! その名も「ぼくらを導く食パン 30アレンジ」、いえーい♪ FLAG!vol.04「&パン」での企画で、実際に編集が30品目の食パンアレンジを試食してグラフ化した企画なんです。意外とね、おいしいアレンジあるんです! そうでないものも、ありましたが……。興味ある方は、ぜひお試しあれ!(担当編集のぼやき)

 

<コラム「パン屋日記」バックナンバーは下記へ>

パン屋日記 #26 おかげさまのシェフ

パン屋日記 #25 いってらっしゃい、気をつけて

パン屋日記 #24 おばちゃんという生きもの(2)

パン屋日記 #23 おばちゃんという生きもの(1)

パン屋日記 #22 おじいちゃんのダッフィー

パン屋日記 #21 年下の先輩

パン屋日記 #20 用務員の木村さんに学ぶ【この世界の全てのもの(2)】

パン屋日記 #19 用務員の木村さんに学ぶ【この世界の全てのもの(1)】

パン屋日記 #18 シェフの仕事

パン屋日記 #17 クマ崎さんのお留守番(4)足りなかったもの

パン屋日記 #16 クマ崎さんのお留守番(3)梨をむくパン屋

パン屋日記 #15 クマ崎さんのお留守番(2)青のチェック

パン屋日記 #14 クマ崎さんのお留守番(1)伝説のお客さま

 

パン屋日記 #13 立派なコックさんと熱帯魚のぶくぶく

 

パン屋日記 #12 グレードアップ

パン屋日記 #11 用務員の木村さんに学ぶ~新人の育て方

パン屋日記 #10 大きゅうなりました

パン屋日記 #9 まぶしいのはあなた

パン屋日記 #8 用務員の木村さん

パン屋日記 #7 8月のイヤリング

 

パン屋日記 #6 パン屋と動物たちの仁義なき闘い

パン屋日記 #5「おしごとでたいへんなことはなんですか」

パン屋日記 #4 瓶ラムネが開かない

パン屋日記 #3 あるパン屋での攻防

パン屋日記 #2 飛べないカラスのパン屋さん

パン屋日記 #1 お客様という神様


甲斐寛子
グルメ/人/企業

PROFILE
甲斐寛子[フォトライター]

愛媛県出身。大学進学を機に広島へ。卒業後いったんは地元で就職するも、あまりに広島が好きすぎて再移住。好きな食べ物は焼き立てのパン。現在はパン屋さんで働きつつ、地域情報や企業インタビューを書くフォトライターとして活動中。

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