コラム 2018/01/30

本棚という名の頭の中。

タグ:

ディレクターとして日々、本の制作にかかわっていると、取材や撮影で、いろいろなお店、事務所、スタジオ、そして、たまに取材者のご自宅にお伺いするってことも。

うちの会社はジャンルレスに本を作成しているので、かっこいい家具や、額装されたかっこいいアートが飾られたところもありますし、使い込まれた仕事道具が雑多な雰囲気の場所(これはこれはかっこいい)など、初めて見るものや興味深いものをたくさん見させていただきました。

そんな取材の中、気が付いたらよく見ているというか、見入ってしまうものがあることに最近気が付きました。

それは、本棚です。

最初はそこまで意識してなかったのですが、ついつい見入ってしまっている自分がいることに気が付きました。
※もちろんご自宅の場合はお伺いしてから見させていただいてます!

人それぞれ、仕事、趣味嗜好、興味、学びたいものが違うというのが本棚に表れているような気がします。その人の、頭の中を垣間見せてくれるような、その人の欲望、本性が表れているような……。

まぁそんなドロドロしたものではないのですが、人の素が表れているような気がするんです。それと、本って過去に買ったものもあるし、最近、なんなら昨日買ったものもある。過去の自分と今の自分が共存しているような、そんな空間でもあるような気までしてきて……。

本棚という名の頭の中。

それをいろいろな人に、聞いていきたいなと思いました。

まずは僕の本棚を改めて見てました。

てことで、かなり前置きが長くなってしまいましたが、いろいろな人の本棚を見させていただく前に自分の本棚を見てみようと思います。

意外とキレイに整頓しています。

僕の部屋の本棚です。
上から見ていくと大学生のときにヴィレッジバンガードで出会って衝撃を受けた『relax』があります。社会人になって、忙殺されていたとき、静かに休刊になっており、それを知らずいろんな書店で新刊の問い合わせをしました。最近は、バックナンバーを見つけると買ってしまっています。

その横には、『風の谷のナウシカ』『AKIRA』(すでに漫画)。ナウシカは社会人になって漫画があることを知り、映画では描き切れなかった部分に感動しました。AKIRAは大学生のときにかっこつける部分もありつつ、購入。社会人になって読み直したときに、なんて世界観なんだと、遅れて衝撃を受けていました。

右端は写真集などです。
『風とロックと写真集』の影響で、カメラ目線じゃない自然な写真が好きになりました。

その下の段『BRUTUS』は自分のルーツとなっている雑誌で、たびたび「俺のためにこの企画できたでしょー」と、もう買うっきゃないと、何度となく購入してきた雑誌です。数年間、定期購読もしてました。

その下はぽろぽろ買った雑誌で捨てれないなーっていうものが並んでます。
昔、誕生日にサライの忍者特集をもらいました。僕はそういうイメージなのかな。

ほか、イエローモンキーのって大きくタイトルがあるものありますが、あれはコンビニで衝動買いした再結成ライブDVDです。

これは大作です!

そして左にあるのが、横山光輝先生の『三国志』。これは読んでおかないと人生そんするなと思い、大人買い! が、たびたび読んでいるのですが、20巻前後で、撃沈。マンガには一気に読まないと読み切れないマンガってありますよね。

映画のレッドクリフは一本まるまる赤壁の戦いなのに、このマンガの中では赤壁の戦いは一瞬なので。歴史の長さに思いを馳せました。奥には、手塚治虫の『火の鳥』ですなんだか太古系コーナーになってますね。

大きい上の写真でみるとわかるのですが、三国志の隣に『蒼天航路』も2巻まであります……。これもチャレンジしたいままという。

あとこれまでのスケジュール手帳を置いてますね。2、3年に一度見直したい瞬間があります。足取りを確かめたくなるときってありませんか……。

芸能人の声が聞こえてくるエッセイが多い

エッセイは心に響いてくるものがあります。

漫画が多い……。

あと上の棚の下に、もう一つ本棚があります。ここには書籍やら新書、単行本、コミックを置いてます。
右側の棚は、書籍が多いですね。改めてみると芸能人の本は圧倒的に多いですね。なんだか顔がわかると、読んでいるときにその人の声が聞こえてくるということで、読みやすいんです(活字慣れしてないだけ)。

衝撃を受けたのは、右上の『31歳ガン漂流』。

大学生のときに、友人が読んでいて、ジャケットのイラストが良くて、借りた1冊。確か、オルタナティブガンレポートというスタイルで、著者が闘病の様子をつづっていくのですが、どこか第3者目線な部分があること。自分の感情を客観的に書くいうことが、逆に冷静で凄みを感じていました。

また、音楽をはじめ、ファッションや本などのカルチャー全般を、はしばしで紹介していて、かっこいいとあこがれた部分もあると思います。

ほかに見直してみて、印象に残っているのは、中田敦彦『芸人前夜』。「求められてこそ、プロ」という考え方。昔、松本人志がプロフェッショナルで言っていた「プロとは、素人に圧倒的大差をつける」に近いぐらい勉強になりました。自分の仕事ぶりにもつながりますよね。

左側の棚は、マンガの割合が多いです。スラムダンクはもちろんみなさん持ってますよね? この本から人格形成に大きな影響を受けた人は多いのではないでしょうか。

んで、最近出会って名作だと感じたのは『暁星紀』。よくできている世界観。こういう世界って起こりうんじゃないかというリアル感。古い作品のようですが、色褪せず、誰かに紹介したい作品です。

僕は「遅咲きの狂い咲き」タイプ

こうして、自分の本棚を改めて見直してみると、自分はなかなかのミーハーだなということがわかりました。いろいろ知りたがるけど、のめりこみにくいっていう性格がでてますね。誰かに聞いたのですが、こういうタイプは遅咲きの狂い咲きになりがちだそうです(今のところ自覚なし)。

以上、これからもいろんな本棚を見させていただきたいです!

ちゃんちゃん。


西村公一

西村公一[株式会社ザメディアジョン メディアマーケティング事業部 出版メディアコンサルティング課 課長]

山口県出身。自治体の冊子制作や企業広報誌などの営業・制作担当。本を楽しむことを提案する「Enjoy Publishing Club」プロジェクト設立。なんだか思いや本音がにじみ出ている、あふれ出ているものが好き。自然・抜け道・補充・やる気がないように見えて気合入ってるもの・が好き。

西村公一の記事一覧

関連記事

トップに戻る