コラム
2021/01/20
尾道にあるワンピース専門店「古着屋 ミミズク」店主の推し本『ミミズクと夜の王』【人生の節目節目で読み返していきたい】
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『ミミズクと夜の王』(作:紅玉いづき/発刊:メディアワークス)
自分のことを「ミミズク」と名乗る死にたがりやの女の子と、人間嫌いの夜の王のファンタジー。
中学生の頃初めて手に取り涙した、思い出の一冊です。
全体的に童話のようなテイストでピュアな感情に溢れています。
大人になった今でも再読するたび涙が込み上げます。
絶望の中にあっても希望の光が見えるような、悲しくて、せつなくて、優しいお話。
ミミズクが歩みを進めるごとに自分を知り、他者の思いに気付けるようになるところに心をつかまれます。
私もまた、そんなミミズクのように成長していければと、店名に同じ名前をつけました。
人生の節目節目で読み返していきたいし、そのたびに新たな気付きがあるだろうと思える、大切にしたい物語です。
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