
広島・岩手から世界へ! 映画「風の電話」ベルリン国際映画祭で審査員特別受賞!
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第70回ベルリン国際映画祭で、諏訪敦彦監督の作品「風の電話」が審査員特別賞を受賞しました! おめでとうございます!
ハイティーンを描いた作品を対象にしたジェネレーション14プラス部門での正式出品として上映され、上映後は約3分間の拍手が続いたという。そして、日本時間の昨日、同作品が国際審査員による特別表彰を受けました。

作品は、東日本大震災で家族を失った少女・ハル(モトーラ世理奈)が描かれ、犠牲者に思いを伝える場として岩手県大槌町に設置された実在の電話ボックスがモチーフとなっていて、東日本大震災以降、親族が住む広島に身を寄せていたハルが、さまざまな人と出合いながら岩手県の大槌町を旅するロード―ムービーでもあり、旅を通してハルの成長を描いている。
広島県呉市音戸町でクランクインした諏訪監督。そして諏訪監督自身、広島県出身だ。監督が映画「風の電話」公式フォトブックのインタビューで答えていただいた「ハルの旅を通して、今の日本のポートレートを撮りたいと思いました」というように、広島でも甚大な被害を出した西日本豪雨の爪痕がいまだ残る場所や、福島第一原発が残る町、そして大槌町の現在の風景が作品では流れる。そして、こう続けた。「見た目にはそのときの傷はなくなっているが、人の心の中には残っている。実際見えなくなっているからこそ、映画でさまざまなことを感じさせられるのではないか」と。



日本が「災害の国」ということを意識せざるをえない昨今。諏訪監督が言った「一人の人間が受ける悲劇はどこであっても、変わらないと思います」という言葉は、今も胸に響いている。だからこそ、世界にはさまざまな境遇の方たちがたくさんいるけど、映画を通じて、この「風の電話」を通じて”一人ではない”と思えるようになってもらえれば、こんな前向きなことはないと思っていた。

そんな中での、ベルリン国際映画祭の正式出品。そして、審査員特別賞受賞というニュース。ハイティーンを描いた作品を対象にしたジェネレーション14プラス部門ということで、10代や20代の若者がどのような感想を持ったのだろうか。上映後の約3分間の拍手喝采は、何を意味したのだろう。広島・岩手からベルリンにつながったように、次はベルリンから世界へと、諏訪監督のささやかな祈りは広がっていくだろう。
広島では現在、呉市の「呉ポポロ」で公開中です。また、3月27日より「サロンシネマ」にて1週間限定で公開予定。
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映画「風の電話」公式フォトブック 風の電話

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