コラム 2020/04/24

広島の愛すべき牡蠣の小話②「牡蠣ングダム!!」

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広島で飲食店を多店舗展開する飲食店経営者コラム。
経営者と言っても、いつも誰かに「全く大人になれてないよねっ!」とよく言われる。しかもその言葉を褒め言葉として都合よく解釈し、ポジティブに生きている。
食のお話、お酒のお話、不思議なスナックのお話など。
飲食経営者だから分かる裏話や、時代錯誤の食べ飲み歩き大好き野郎としての勝手な意見を、ぶっちゃけていきたいと思います!

牡蠣ングダム!!

広島駅近くの通称エキニシにある、飲食店の店内にスタッフの威勢の良い掛け声が響いた。

 

で、ご存知ですか?「牡蠣ングダム」。

 

牡蠣ングダムとは、2017年から広島県が立ち上げた新たな観光プロジェクト。

ちなみに、キングダムとは全人類の必読書です。

 

「カンパイ!広島県!牡蠣ングダム」をスローガンに、「横川商店街」や通称「エキニシ」エリアを中心に飲食店でおすすめ牡蠣料理のプロモーションをしたり、「牡蠣食う研」という広島の牡蠣をこよなく愛する研究機関を立ち上げたりと、結構県として力を入れている。

 

僭越ながら、自分のやっている飲食店でも微々たる力ですが、協力している店舗もあります。

 

前回も書いたように、

広島県は牡蠣の生産量ぶっちぎりの日本一。

広島の食べ物=牡蠣はもはや常識。

広島県が力入れるのわかるよね。

 

公式サイトもさすがという仕上がりなのでぜひ見てください。

「相当お金かかってるだろーなあ」が第一印象だった自分を恥じたい。

 

今回は牡蠣ングダムプロジェクトの中の「白いカキフライ」について、提供する飲食店の立場からお話します。

 

詳しくはFLAG!内の別記事⬇

白いカキフライは伝説となるか!? 「広島を世界一おいしく牡蠣が食べられる街」にするプロフェッショナルが集結!【牡蠣食う研】始動。

 

 

で、見てもらえれば分かると思うので、いろいろ内容は割愛します。

 

軽く説明すると、白いカキフライとは読んで時のごとく、ホワイトなカキフライ。

普通カキフライって茶色じゃない?

茶色じゃなくて白なの白。

 

で、これを考えたヒトが超絶すごい人で、東京の「とんかつ成蔵」という超有名店を作ったことで、有名な三谷成蔵さん。

 

グルメ好きとか飲食店関係者では有名。とんかつ界の鈴木誠也。

なおかつイケメン。ずるいです。

 

自分も「とんかつ成蔵」行ったことがあるけど、うまかったもん。2時間位並んだけどね。白いとんかつにびっくりしました。

 

んで、とにかくそんな「白いカキフライ」なんだけどこだわりがハンパない。

 

パン粉までこだわってます。

油も。もちろん牡蠣も。指定があるのです。

けっこう厳しい指定が。

 

パン粉なんてほぼ有名食パンと遜色ないから。

目を瞑って食べたら多分わかんないから!そのくらい良いパン粉。

 

そして、作る側は超絶時間かかる。

なぜなら超低温でじっくりと揚げないといけないから。

すこしでも温度が高かったらすぐ茶色くなっちゃうのです。

それを防ぐために、超低温で揚げる。

 

正直、忙しい時は作りたくないくらい。すべての業務ストップして集中しないと作れません。こげちゃう。

 

有名店のレシピ監修で、食材にもこだわって、調理方法にもこだわってなんてしたらうまくないわけないでしょ。

 

見た目もそうだけど、食べた瞬間違いが分かる。

うおー。牡蠣が全面にきてるっ!!

て感じ。少し高いけど、納得です。

 

そんなこだわりの「白いカキフライ」

是非いかがでしょーか?

 

個人的には、

「ほとんど衣じゃねーか!!このやろう!」

というカキフライにタルタルソースをたっぷりつけてビールで流し込むストロングスタイルも嫌いじゃないんだけどね。

むしろ好き。

 

食は自由なのです。

 

「牡蠣ングダム!!」

 

ではまた!


ナオヤ

ナオヤ[広島駅を中心に飲食店を多店舗展開する飲食店経営者。 しかし、「仕事何してるの?」としょっちゅう誰かに聞かれる大人になれない30代後半。 君は『ピーターパン』みたいだねと、人に言われたことをちょっとだけ気にしている。 とにかく、呑む・食う・語るが大好き。 週5日で理由をつけて飲みに行く毎日。そこで得た知識を自分のモノのように話すのが得意技。]

飲食店経営者兼ライター

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