コラム 2020/08/31

【なんて美しいのでしょう!】かき氷愛好家・園田美穂の「広島かき氷日記#1 御菓子司 みよしの」

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広島在住の「かき氷愛好家」園田美穂さん。夏じゃなくてもかき氷!

1日の食事をかき氷で済ませちゃうこともあるぐらい、LOVEかき氷!

そんな園田さんが広島県内のかき氷を食べ歩きます。今日もまた、愛しのかき氷を求めてお出かけ。

見るとうっとりしてしまう女優のようなかき氷

7月某日。

 

梅雨真っただ中。

まだちょっと外気はひんやりしているけど、やっぱりどうしても食べたいかき氷。

コロナ禍で自粛していた分、かき氷禁断症状も限界!

食べに行きたいのに世の中コロナ一色で、思うように外に出られず過去のかき氷の写真を眺めてはしょんぼりでした。

 

そして、ようやく行けたお店は、

街の中心である八丁堀にありながら、その喧噪を感じさせない

老舗の和菓子屋さん「御菓子司 みよしの」さん。

 

和を中心にした気になるメニューの中から、ここは宇治金時に決定!

実は事前にインスタグラムでチェックしてはいたんだけど、

上の宇治部分は想像つくとして、下の部分の白いかき氷はどうなっているのだろうと、

それを確かめたくて、宇治金時です。

しかも、このようなスタイルで出しているかき氷は広島ではここだけかもしれない。

毎度初めて食べるかき氷はワクワクする!

 

しばらくして出てきた氷は、

しっとりと抹茶が混ぜ合わせており、見た目にもやわからそうな宇治氷、その下にはツヤのある粒あん、そして白い氷。

 

なんて美しいのでしょう……!

 

期待が膨らむ中、まずは抹茶の部分をぱくり!

 

おいしいー!!

 

ほんのりとお茶の苦みもあって、スッキリと甘過ぎず大人向けの上品な氷。

あんこはさすが和菓子屋さんだけあって、粒感も絶妙でとっても美味しい!

 

 

そして、いよいよ気になっていた下の部分へ!

この数か月のモヤモヤが解き明かされる瞬間。

 

私の脳内では、きっとみぞれなどのシロップがかかっているのかなー? って先入観を持ちながらその部分だけすくって食べてみると……

 

 

なんと素氷!!

 

 

素氷とは何もかかっていない、そのままのかき氷のこと。(一般的にそうなのか、私はそう呼ぶ)

 

 

そう! あえて、何もかけない。

 

 

その上に乗っている粒あんと、

手作りのシロップを混ぜ込んだ

氷へのみよしのさんの絶対的自信を感じざるを得ない私。

 

私だったら、味が足りないかも!って不安になって何かしらかけてしまうかもしれない。

 

 

でも、あえての素氷。

 

 

ちょっとびっくりしつつ、

実際合わせて食べ進めて行くと、

宇治とあんこと素氷とバランスがちょうどいいことに気が付く。

 

あんと素氷、宇治氷と素氷。

 

合わせながら食べて変化を楽しみつつ、

次第に全体が相まって最後まで美味しくいただけるのです。

例えるならやわらかな印象でありながら、芯の強さが垣間見える女優・鈴木京香さんのようなかき氷!

 

 

歴史ある和菓子屋さんが出す、品良きいで立ちにうっとりなかき氷でありました。

園田さんのインスタグラム

 

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園田美穂

園田美穂[かき氷愛好家]

広島県三原市在住。「かき氷愛好家」として多方面で活動。「道の駅 みはら神明の里」のレストラン、キッチンルマーダのかき氷を監修している。

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