ライフスタイル 2020/08/03

【本屋UNLEARN/福山】福山市を一望できる小高い丘 リトルプレスがそろう本屋がオープン

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広島県福山市東深津町の小高い丘にあり、福山市街が一望できるカフェやレンタルスペースがある複合施設「風の丘」の一角に、2020年1月、書店『本屋UNLEARN』がオープンした。

著者の情熱を感じられる 珍しい本と出合える場所

約12坪のこじんまりとした店内には、3500冊以上並んでいる。

「普段の生活の中でフラッとお立ち寄りください」と話す店主の田中典晶さんは、高校で国語を教えていたが、移り変わる教育現場に息苦しさを感じ、教員を早期退職。退職後、「自分の幅を広げられるような書店を作りたい」とオープンした。

店に並ぶのは、田中さん自らが選定した本。

選書の基準は自ら読んで心に響いたものや、友人からおすすめされたものなどジャンルはさまざまで、大型書店では販売数が少ない美術書や漫画、エッセイ、歌集などがそろっている。

中でも特に手に取ってほしいのは、地方の制作会社や出版社、または個人が作る書籍(リトルプレス)だ。

大型書店のように取次を通さないので、そのもの自体がレアとなる。

私が取材後に購入した『小さな泊まれる出版社』(真鶴出版)は、神奈川県真鶴町にある真鶴出版が制作した一冊で、田中さんいわく「広島ではなかなか売ってない本だよ」と教えてくれた。

また、リトルプレスではないが、「東京 わざわざ行きたい街の本屋さん」や、「全国 旅をしてでも行きたい街の本屋さん」(両方ともジービー出版)などの本にまつわる書籍がたくさん売られているのもUNLEARNの特徴だ。

私自身、本に関わる仕事をしているから興味が湧いたのだろうと思っていると、「その本はどんな職業の人が読んでも、面白いと感じてもらえると思います」と話してくれた。

このような本との出会いは、大型書店ではなかなかできない。

また、ニッチでマニアックな世界観が魅力で、著者の熱い情熱が伝わってくる内容の書籍もたくさんある。

装丁やタイトルがおしゃれでアートな雰囲気のものも多く、本を手に取る人を魅了している。

「リトルプレスのような、熱量の大きい、読んだ人の心にビビット来る本をもっとたくさんの人に知ってもらいたいんです」と話してくれた。

少し変わった本を読んでみたい人や、出合ったことがない本に出合いたい人にはピッタリの書店だろう。

販売されている本は、お店のWEBショップでも購入が可能。

ただ、店頭でも同時に販売しているため、売り切れの場合もあるので、ご注意を。

新刊が並ぶコーナーの奥にあるスペースには、古書の販売や展示会、ミニコンサートなどを行うことができるギャラリースペースが併設されている。

ギャラリースペースで開催されるイベント情報は、HPやSNSに更新されるので、気になる人はチェックをしてほしい。

■おすすめの本■

「cook」(著:坂口恭平/発売:晶文社)

著者である坂口恭平が鬱病期間中に料理に取り組んだ記録を、写真と手書きの文章で綴った本です。手首から先を動かすこと、料理という未来に向けた作業をすることで鬱状態が改善されていく過程が書かれています。著者の本はどれを読んでも面白いのですが、特にこの本はいろんな人に読んでもらいたいです。

店名 本屋UNLEARN(ほんや アンラーン)
住所 広島県福山市東深津町6-3-58(すこし分かりにくいところにあるため、『福山暁の星女子中学・高等学校』を目指して行くのがおすすめ)
営業時間 月~土曜・祝日12:00~20:00、日曜12:00~18:00
定休日 水曜、第3火曜
お問い合わせ先 084-927-7001
SNS Facebook

 

 

 

紹介したお店はこちら


高雄翔也

高雄翔也[株式会社ザメディアジョンプレス 編集・FLAG!webアシスタント]

グルメ情報誌『エースグルメ』のほか、主にグルメ系のコンテンツ記事を担当。無事に三十路を迎えることができた独身。女子サッカーチームのアンジュヴィオレ広島の大ファン。プランター菜園に興味あり。

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