広島本 エッセイ 2026/05/09

あの背番号2を、もう一度追いかけたくなる──田中広輔『赤き戦士からの感謝状』

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あのプレーを、覚えている人は多いと思う。

泥だらけになった守備。
何度もチームを救った一打。
そして、苦しい時期でも前を向き続けた姿。

広島東洋カープ一筋12年。
田中広輔が初めて綴った『赤き戦士からの感謝状』には、ファンだからこそ知りたかった“あの頃の本音”が詰まっている。

三連覇の日々。
仲間たちとの時間。
結果が出ずにもがいた時期。
そして、引退を決めるまで——。

グラウンドでは見えなかった感情が、静かに言葉になっている。

ファンだからこそ、刺さる言葉がある

本書を読んでいると、
現役時代の景色が何度も浮かんでくる。

たとえば、

「スタンドを赤く染め、共に戦ってくれたファンの皆さんがいたからだ」

この一文。

マツダスタジアムの空気を知っている人ほど、
その重みが伝わってくる。

あの時、田中広輔は何を感じていたのか

もちろん、試合結果や成績は知っている。

でもファンが本当に知りたかったのは、
“その裏側”だったのかもしれない。

「このままではまずい」

結果が出ない時、何を考えていたのか。
レギュラーを掴むまで、どれほどの覚悟があったのか。

本書では、その感情が飾らず綴られている。

あの背番号2を、もう一度思い出す

この本にあるのは、成功談だけではない。

苦悩もある。
葛藤もある。
それでも、広島東洋カープで戦い続けた時間がある。

タイトルは『赤き戦士からの感謝状』。

それは、長く応援してきたファンへの手紙でもある。

だから読み終えたあと、
きっともう一度、あの背番号2を思い出したくなる。

現役時代を知っている人ほど、
最後のページで、少し立ち止まるはずだ。

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赤き戦士からの感謝状 田中広輔

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