子どものスマホルール、どう決める? スマホ教育の第一人者著『みんなのスマホ会議』
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「子どものスマホ教育、どうしたらいいの?」
子育てにおけるスマホ問題は、多くの家庭が抱える悩みの一つです。
ただ、スマホとの付き合い方に、すべての家庭に当てはまる正解はありません。
本書は、スマホを「制限すべきもの」と捉えるのではなく、家族でこれからを考えるきっかけとして、対話を通じてわが家の答えを探していく一冊です。
「どうすればいい?」には正解がない
スマホを使う時間、使う場所、SNS、お金、AI……。
子どものスマホをめぐっては、親として考えることがたくさんあります。一方で、家庭によって状況も考え方も違うため、「こうすれば絶対にうまくいく」という攻略法はありません。
そこで本書がすすめるのが、まず自分自身の考えを整理する「自分会議」。
そのうえで夫婦会議、家族会議へと進みます。話し合いがうまくいかなければ、一度前の段階に戻って考え直すことも大切だとしています。
家族の「スマホタイプ」を知る
本書の特徴の一つが、「実践・スマホタイプ診断」です。
スマホとの付き合い方や、物事をどう考えるかといった傾向から、家族それぞれのタイプを見ていきます。
診断されるのは、次の5タイプ。
✅王様
✅子ども
✅社長
✅貴族
✅学者
例えば「学者」は、すぐに答えを出すよりも、じっくり考えてから答えたい「熟考型」。
同じ家族でも、スマホに対する考え方や反応は同じではありません。まずその違いを知ることが、話し合いのきっかけになります。
本書では、著者自身の家族もスマホタイプ診断を行い、その結果をコミュニケーションやルールづくりに活かしています。
「何を決めればいい?」に応える7つの項目
では、実際にスマホのルールを考えるとき、何を決めればいいのでしょうか。
本書では、まず決めるべきスマホルールとして、次の7項目を挙げています。
① 時間
② 場所
③ マナー
④ お金
⑤ SNS
⑥ AI
⑦ 相談
ただし、これはすべての家庭にそのまま当てはめるための「正解」ではありません。
本書では「とりあえずのガイドライン」として示されており、それぞれの家庭に合わせて考えることが前提です。
また、ルールは子どもだけに守らせるものではありません。たとえば「食事中はスマホを使わない」と決めたなら、大人も同じように守る。そんな視点も大切にされています。
ルールを決めることから、家族で話すことへ
スマホのルールは、一度決めたら終わりではありません。
子どもの成長やスマホを取り巻く環境の変化に合わせて、家族で話し合い、必要に応じて見直していく。だからこそ、本書では「会議」も特別な場として考える必要はないとしています。
車の中でも、食事の合間でもいい。
大切なのは、家族それぞれが自分の考えを話し、相手の話を聞くこと。1回の話し合いですべてを解決しようとするのではなく、少しずつ話し続けることです。
スマホの問題は、家族の問題でもあります。
「何時間まで使わせるか」というルールだけを決めるのではなく、スマホをきっかけに、お互いが何を考えているのかを知る。
『みんなのスマホ会議』が提案するのは、そんな家族のコミュニケーションです。
そして、ルールを決めることから、少しずつ「ルールからリテラシーへ」。
スマホとの付き合い方を、家族で考えていくための一冊です。
著者
光田綾華(こうだ・あやか)
広島女学院大学卒業後、化粧品会社に就職。退社後はアクセサリー作家として活動するが、その時期にネットショップを運営した経験を活かし「WEB集客サポート」「SNSコンサルタント」「AI活用講師」などとして活躍。さらに現在はスマホ教育の第一人者としてNHKをはじめとするテレビ・新聞・雑誌・WEBメディアに数多く出演する。夢はサッカー元日本代表の大迫勇也選手(ヴィッセル神戸)と対談すること。広島市在住、2人の男児の母。