新刊 広島本 ライフスタイル
公開:2026/06/15

広島県民なら知っておきたい防災の基本——勝丸恭子『やってみようや ひろしま防災』が教えてくれること

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「広島は災害が少ない」

そんなイメージを持っている人は多いかもしれません。
しかし、広島に暮らす私たちにとっても、防災は決して他人事ではありません。

2014年の広島土砂災害や2018年の西日本豪雨など、
私たちはこれまで何度も大きな災害を経験してきました。
近年では気候変動の影響もあり、全国各地で豪雨災害が頻発しています。

「広島のための防災本」

書籍『やってみようや ひろしま防災』は、全国共通の防災知識を紹介するだけではなく、
広島県特有の地形や気候、過去の災害事例をもとに構成されているのが特徴です。

▲『やってみようや ひろしま防災』より引用

 

▲著者は気象予報士・防災士の勝丸恭子さん。

著者の勝丸恭子さんは「はじめに」で、
「広島県に住む方に必要な情報を集めました」
と語っています。

難しい専門用語はできるだけ使わず、
「たちまち1つやってみようかね」
と思える内容を目指した一冊です。

災害リスクが高い
地域が多い広島

▲『やってみようや ひろしま防災』より引用

本書を読むと、広島が決して災害リスクの低い地域ではないことが分かります。

広島県には、土砂災害の危険がある「土砂災害警戒区域」が4万7千か所以上あります。
4万か所を超えているのは、実は全国で広島県だけなのです。

その背景には、県土の約7割を占める山地と、崩れやすい花こう岩(まさ土)の存在があります。

さらに、

✅土砂災害

✅洪水

✅高潮

✅ため池の決壊

✅地震・津波

など、広島にはさまざまな自然災害のリスクがあります。

「災害が少ない地域だから安心」
ではなく、
「どんなリスクがあるのか知ること」
が防災の第一歩なのかもしれません。

天気予報や警報を
正しく理解できていますか?

▲『やってみようや ひろしま防災』より引用

本書では、

✅雨量の見方

✅大雨警報や土砂災害警報

✅台風情報の読み方

✅最新の防災気象情報

などについても分かりやすく解説しています。

たとえば、

「1時間に30mmの雨」
「警戒レベル4」
「土砂災害警報」

と聞いても、実際にどれほど危険なのか説明できる人は
意外と少ないかもしれません。

災害時に命を守るためには、情報を受け取るだけでなく、
その意味を理解して行動につなげることが重要です。

専門家が語る
「広島の災害」

本書には、広島大学で土砂災害を研究する専門家へのインタビューも掲載されています。

なぜ広島では土砂災害が起きやすいのか。

どんな場所に危険が潜んでいるのか。

普段から自然に目を向けることの大切さなど、
研究者ならではの視点で語られています。

防災というと難しく感じますが、
本書は「まず知ること」から始められる内容になっています。

防災は特別な人のための
ものではない

非常食を買う。
避難袋を準備する。

もちろん大切ですが、防災はそれだけではありません。

勝丸さんが本書で伝えたかったのは、完璧な備えではありません。

危険な場所を知ること。
天気予報を少し気にしてみること。
家族と避難先を話してみること。

「たちまち一つ」。

その小さな一歩が、いつか大切な人の命を守ることにつながるかもしれません。

広島で暮らすすべての人に読んでほしい、防災の入門書です。

著者プロフィール

勝丸恭子
かつまる・きょうこ
広島県出身。横浜国立大学を卒業後、広島の民放に就職し報道記者や中継ディレクターを務める。退職後に気象予報士の資格を取得し、2010年から15年間に渡ってNHK広島放送局気象キャスターとしてテレビ出演。カープとお好み焼きが大好き!という地元愛と、分かりやすく楽しい気象コーナーで人気を集めた。2019年には夢だったカープの始球式が実現!講演活動は広島県内をはじめ中国地方各地で多数。リピートの御依頼も多い。

書籍情報

『やってみようや ひろしま防災』

著者: 勝丸恭子
定価: 1,650円(本体1,500円+税10%)
判型: B6
発売日: 2026年6月30日

広島の災害リスクを知り、防災を自分事として考えるきっかけになる一冊です。

やってみようや ひろしま防災

やってみようや ひろしま防災

著者: 勝丸恭子

定価: 1,650円(本体1,500円+税10%)

判型: B6

ISBN: 978-4-86250-878-2

発売日: 2026年6月30日

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この記事は2026年6月15日の情報です。

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