イベント コラム 2021/12/14

ものづくりのスペシャリストが育つ!『広島県⽴技術短期⼤学校』って? そこで学ぶ学⽣とは?

タグ:
  • オープンキャンパス
  • 広島
  • 広島県立技術短期大学校

⻄広島バイパスを⽥⽅で降り、⾞で5 分ほど北に登ると淡いえんじ⾊の校舎が⾒えてきます。

ここは、広島市⻄区⽥⽅にある広島県⽴技術短期⼤学校。

この学校では、「ものづくりのスペシャリスト」を⽬指す学⽣が集まり、⽇々、就職に向けた技術資格取得のため勉強に励んでいます。

今回、FLAG!web では、この学校で学ぶ制御技術科2 年の中村翔⾺さんに、学校について、お話を聞かせてもらいました。

――⼊学しようと思った経緯を教えていただけますか?

僕は⻄川ゴム⼯業株式会社の社員で、企業派遣という形(国内留学の制度)でこの学校に学びに来ているんです。

電気業界の仕事に興味があるし、会社からも後押ししてもらえたので、「チャレンジしてみよう」と前向きに⼊学を決意しました。

――どういうことを学んでいるんですか?

幅広いので⼀概に説明するのが難しいのですが、機械や物を動かすための⼿段として電気や動⼒があります。

それらがボタン⼀つで動くための動作、⼀つ⼀つがどのように作⽤しあっているのかを学び、電気の中の⾒えない仕組みをパソコンで組み⽴ててつなげるということを実践しています。

実際の仕事に置き換えると、機械のメンテナンスなどにつながってくる部分ですね。

例えば、お菓⼦のメーカー会社が投⼊しているラインの機械が何かの不調で⽌まってしまった時、どの⼯程で不具合が起きているのかを⾒つけて、修理することができるんです。

他にも、効率的に⽣産量を増やすために、どういうプログラムを組めばいいのかなど、企業に対して改善提案も⾏うことができるようになります。

▲授業風景

ーー実際に⼊学してみていかがですか?

すごく楽しいです。

実は、⾼校を卒業して企業に⼊社後、⼊退院を繰り返していた時期があったんです。

そうしたタイミングで学校への⼊学、そして部署異動で憧れだった業務・やりがいのある仕事をさせてもらえることになり、学んでいることが仕事で即活かせることが実感でき、そこに達成感を感じていますね。

もちろん、同学年の仲間と学ぶ楽しさも⼤きいです。

――いろいろとお話を聞かせていただきありがとうございました! これからも、学業に仕事に⼆⾜のわらじで頑張ってください!

■中村さんオススメの本■

『残像に⼝紅を』 (著者:筒井康隆/発刊:中央⽂庫)

書店でこの本を⾒つけた時、「⾔葉が限られていくなんて、⼩説としてアンマッチだな」と思い、興味が湧いて購⼊しました。

⾔葉が絞られ、減っている状況の中でも、それを感じさせない作者の筆致や表現⼒にとても感動しました。

フィクションなので⾮現実的な設定の話だけど、本当に世界から⾔葉がなくなってしまったら、きっとこんな感じなんだろうなぁと現実の世界に置き換えて考えられるリアルな作品です。

⼊院することが度々あって、その時にも⾊々と本を読んだのですが、こんな実験的な⼩説は今までに読んだことがなく、とても⾯⽩かったです。

【中村翔⾺さん】
広島県廿⽇市市出⾝、宮島⼯業⾼等学校卒業後、⻄川ゴム⼯業株式会社に⼊社。現在は、広島県⽴技術短期⼤学校の制御技術科に所属。趣味は、ギターとキャンプとバイク旅。休みの⽇や仕事・学校帰りに、バンド活動に励んだり友⼈を誘ってキャンプするなど学⽣&社会⼈ライフを謳歌中!

 

広島市で唯⼀の公⽴の専⾨短期⼤学校である広島県⽴技術短期⼤学校は2009 年度の開校以来、地元企業との強いネットワークもあって、100%という⾼い就職率を維持している。

オープンキャンパスは12 ⽉24 ⽇ (⾦) 、2022 年2 ⽉5 ⽇ (⼟) に開催予定。

■詳細・申し込みは以下の特設サイトから。

<オープンキャンパス詳細・特設サイト>

https://h-tc.ac.jp/

【県⽴技術短期⼤学校】

広島市⻄区に⽴地する、2 年制の技術短期⼤学校。機械システム、制御システムなどについて学べる。

<動画CM>

 


芝紗也加

芝紗也加[株式会社ザメディアジョン メディア関連事業部クリエイティブサポート]

高知県出身。冊子やリーフレット、パンフレット、広告などを企画。マリーナホップ発刊の情報誌『Aletra』、お好み焼アカデミーによる『お好み焼シンポジウム』プロジェクトなどを運営。映画、読書が趣味。最近は刺繍に目覚めたり、絵本講師になるため勉強中。

芝紗也加の記事一覧

関連記事

トップに戻る