コラム 2020/02/28

広島の愛すべき牡蠣の小話①「広島産牡蠣の量すげえって!」

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広島で飲食店を多店舗展開する飲食店経営者コラム。
経営者と言っても、いつも誰かに「全く大人になれてないよねっ!」とよく言われる。しかもその言葉を褒め言葉として都合よく解釈し、ポジティブに生きている。
食のお話、お酒のお話、不思議なスナックのお話など。

飲食経営者だから分かる裏話や、時代錯誤の食べ飲み歩き大好き野郎としての勝手な意見を、ぶっちゃけていきたいと思います!

広島産牡蠣の量すげえって!

飲食店をやっていると、県外からくる友達や、お客さまからしょっちゅう聞かれることがある。

それは「広島で名物とか美味しいものってなーに?」だ。

 

そんなん決まってんじゃん。

1お好み焼き

2牡蠣

3以下同点 ラーメン・つけ麺・ボクなんちゃらほか。

あなごも美味いよね。

といった感じで、ざっくり答えてる。

(あくまで、超個人的意見)

 

今回はその中で、「牡蠣」のお話。

今の時期の1月〜2月が旬ですしね。

広島は牡蠣の養殖生産量が、ぶっちぎりの日本1位だ。

日本の約60%は広島産。ほぼヒロシマ。

2位以下に大差つけてる。2位は宮城県らしいけど、2位との差は約5倍。うさぎとかめくらい。

 

あくまでスピード(生産量)はね。勝ち負け(美味しさ)は人それぞれで。宮城県もすごいでしょうし。

 

じゃあ、なぜ広島県産牡蠣が多いの?ってこと。

 

知ってますよ。一応。飲食店曲がりなりにもやってますから。

聞いたもん。牡蠣養殖業者さんに。

海の漁師さんだからちょっと強面だったけど、ふるえながら聞いたもん。

 

詳しくいってもあれなので、分かりやすくいうと、

「とにかく広島湾がやべーくらい、いい」

ってことに尽きる。

 

太田川がいい感じで、サブ的に大活躍しているのです。

 

牡蠣の餌は植物プランクトン。

そして、太田川の水は植物プランクトンの大事な栄養素である、窒素やリン、シリカなどが多く含まれている。

だから、牡蠣の餌の植物プランクトンよく育つ。

 

ちょっと詳しい用語言われても…だったけど、とにかく牡蠣の餌が豊富みたい。ありがとね、太田川。

 

そして、広島湾の海水は他と比べてあまりしょっぱくない。つまり、塩分濃度が薄い。

牡蠣ちゃんは薄味の海水がお好みらしいので、コレも好都合。

 

あとは、穏やかだよね。瀬戸内海だし。

だから養殖牡蠣筏がよく浮かぶ。ぷか〜って。

水温も安定して温かいしね。

 

ということで、広島湾ありがとう!!

 

と、日本でも過半数をしめる広島産牡蠣をよくあつかう者の一人として、お礼をお伝えしたい所存でございます。

 

今回はそんな、牡蠣のお話でした。

旬のうちに、どうぞお召し上がりください。

 

また、次回も牡蠣のお話をします。旬のうちに!


ナオヤ

ナオヤ[広島駅を中心に飲食店を多店舗展開する飲食店経営者。 しかし、「仕事何してるの?」としょっちゅう誰かに聞かれる大人になれない30代後半。 君は『ピーターパン』みたいだねと、人に言われたことをちょっとだけ気にしている。 とにかく、呑む・食う・語るが大好き。 週5日で理由をつけて飲みに行く毎日。そこで得た知識を自分のモノのように話すのが得意技。]

飲食店経営者兼ライター

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