【編集後記】相模原で深呼吸、ついでにパンもかじってカレーもいっとく? ブック『相模原の楽しみ方』のスペシャルな楽しみ方
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東京在住時、個人的に相模原市って正直なところ“通り過ぎる街”だった。
相模湖や津久井湖は、言われれば「あーー、知ってるかも」程度(僕の中での相模湖は花火大会)。
でも、実はスゴイんです。
JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄と、6つの鉄道路線が交差し、さらに圏央道の「相模原インターチェンジ」と「相模原愛川インターチェンジ」まで開通。
電車も車も便利すぎて、気づいたら相模原に引き寄せられていた…なんてことも!?(実際、寝過ごして橋本まで行った経験アリ)
さらに、リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)が設置予定。JAXA(宇宙航空研究開発機構)があるの知ってる? リニアに宇宙…なんだか未来感、ハンパないス。
山は深く、道は濃く、人はユルイ(いい意味で)。
そんな相模原市だけど、橋本や相模大野といった市街地から少し離れると山。でも、ここが思いのほか面白い!
ロケハンがてら訪ねてみたけど、山は深く、道は濃く、人はユルイ(いい意味で)。
「自分に正直に生きている人が集まってるなー」
相模原には先の都会的な魅力もあるけど、僕自身は、このエリアにだんぜん惹かれた。
そこで決めたサブタイトルが「里山で、深呼吸しよう。」というわけで、 ギュッとリラックス、ふわっと開放。僕自身がそうであったように。
自然に身を委ねる心地よさ。 これこそが、相模原の里山マジック!
そんなテーマで構成した一冊に。
それにしても…この本、自分で言うのもなんだけど、めちゃくちゃいいメンバーで作れました。リスペクト!
今回リサーチャー兼編集としてかかわってくれた紺田香里さん(愛称:紺ちゃん)は、相模原愛が強すぎて、地元情報がもはや辞書レベル。 美味しい店の紹介だけでなく、店主のクセやこだわりまでバッチリ押さえてくれた。
CHAPTER00は、第18代相模原市観光親善大使の山ノ内 愛乃さんをモデルに、相模湖と津久井湖の紹介。「こういう撮影は初めてなんです」と言いながら、キメキメポージングのオンパレード。風景と自然になじむ表情も豊かで、相模湖の女神だろって本気で思った。
CHAPTER1、2、5は、そこに住む人とグルメ、アートを紹介。取材・文章は、藤野在住のライター・平川友紀さん。 藤野はこの本のメインとなるエリア。地元の日常を大切にしながら、人々の物語をしっとり描く達人。パスタにスパゲティ、インドカレー、タコライス、餃子と担々麺、ビーフシチューにパエリア……グルメな原稿を読んでいると、ついお腹がすいてくる。写真は、旅や自然、建築等、ジャンルを問わず、フィルムカメラも併用した撮影を行うフォトグラファー・石川望さん。ドラマチック&ドキュメンタリーなショットを量産する頼れるカメラマン兼編集者。CHAPTER3では、元「BICYCLE NAVI」編集部という経歴もあり、自転車で相模原を駆け巡る特集を手掛けた。自転車で駆ける姿が容易に想像できる。
「ツウが教える相模原」特集では、そのジャンルに精通したツウな4人が取材・執筆。
パンシェルジュ検定2級&パンコーディネーター資格を持つライターの野崎さおりさん。彼女が旅をすれば「パンの仕入れ」になっていると揶揄されることもしばしば。つまり、パン屋巡りのレベルが違う。彼女の調査の結果、相模原には本気のパン職人たちが密かに集結していることが判明。これはパン好きを震わせるニュース。
そして、スイーツプロデューサーの磯崎舞さん。彼女の視点で選ばれたカフェ&スイーツは、甘党のパラダイス。食べる前から写真映え確定のビジュアル、その後に訪れる多幸感。スイーツ好きの皆さん、覚悟して。
カレー記事は、カレーやインド亜大陸料理の書籍編集者・島田真人さんが担当。2014年に「阿佐ヶ谷書院」を立ち上げ、『南インドカルチャー見聞録』を出版。カレーを愛し、気づけば10年以上ほぼ毎日カレーを食べ続けるという生活を送る彼が、相模原で“間違いない”カレー店を厳選。
ラーメンページでは、フードジャーナリストで著書27冊を誇る、はんつ遠藤さんが執筆。取材したラーメン店は1万軒超え。彼の目利きで選ばれた相模原のラーメンは、どれもスープ一滴まで飲み干したくなる逸品。
CHAPTER4のキャンプ特集では、相模原在住のスーパーキャンパー、森風美さんが担当。彼女は年間80泊以上をテントの中で過ごすツワモノだ。彼女は女性向けアウトドアメディア「なちゅガール」の編集長であり、YouTube「もりふうみチャンネル」では登録者3万人を突破。そんな彼女が、キャンプ初心者にも優しい相模原市のキャンプスポットや、快適に楽しめるキャンプ術を紹介。火おこしに失敗して毎回カップ麺に頼るあなたも、これを読めば明日から“できるキャンパー”に。たぶん。
そんなメンバーたちと一緒に作ったスペシャルな一冊。
忙しい日常を離れて、相模原の里山で深呼吸する贅沢。 自然の空気を胸いっぱい吸い込んで、心も体もリフレッシュ。
都心では味わえない貴重な体験を、ぜひ次の休日に試してほしい。春でも、いい!
「都市と自然のベストミックス」、それが相模原!
さあ、相模原の奥深さにどっぷり浸かってみませんか?

相模原の楽しみ方

堀友良平[株式会社ザメディアジョンプレス 企画出版編集・FLAG!web編集長]
東京都出身。学研⇒ザメディアジョンプレス。企画出版、SNS、冊子などの編集担当。書籍「古民家カフェ&レストラン広島」などのグルメ観光系や、「川栄李奈、酒都・西条へ」などのエンタメ系なども制作。学研BOMB編集部時にグラビアの深さを知りカメラに夢中
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