【前編】3月15日発売! サンドイッチて手軽だよねーと言いつつも何だか少し、ぜいたくを感じませんか?(ハンバーガーも可)
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あのころ、僕は憧れていた(1998年ごろ)
僕の実家は、山口県の北のほうの田舎で、そのころは平成の大合併前の町で人口約5000人ぐらいでした。
僕が高校生の時ですが、うちの学校は昼休みにパンを購買部とかコンビニで買う人が結構いたんですね。
友達は高校からできた隣町に住んでる子とかいるわけです。隣町はそれなりに都会だったりして……。
そんな友達と一緒に昼ごはんを買いに行ってたんですけど、その友達が平然とした顔でサンドイッチを選ぶんです。
それに衝撃を受けたんです!
もちろんそんなことを顔に出すわけはなく「へー、サンドなんだー」って平然とした態度をとっていたわけですが、
心の中はカイジよろしくの「ざわざわざー」となったわけです!
何でそんなに衝撃を受けていたかっていうと……。
子どもの頃のおかずって、そんなにないじゃないですか!
僕なんて、選ぶ基準は当然質より量なわけで……。
大きいパンとかたくさん具が入っているパン、もしくはソーセージパンとか、カレーパンとか、分かりやすいというか、子どもが好きそうな定番の味を選んでました。
なのに……彼らはなんの躊躇もなく、200円とか300円するサンドイッチを買うわけですよ。
「えっ、君んち金持ちなの?」とか「ちょっとカッコつけてる?」って思うわけなんですよ。
それに、ガツンと来る味じゃないサンドイッチに満足できるなんて、なんか大人だなーって思って。
そんな思いを経て大人になった僕ですが、社会人になってもやはりどこかサンドイッチに対する思いというか、憧れは残っていました。
社内で昼食をとる同僚、先輩、後輩、上司などなど誰でもサンドイッチを食べているのをみると、うわーなんかかっこいいなーって思ったり。
そんな憧れを行動に移す僕ですが、いよいよサンドイッチを何気なく買うわけです。
パン屋さんやコンビニで。
その時も、逆に俺なんか背伸びしてないか? かっこつけすぎてないか?
と自問自答をするわけです。
もうサンドイッチ専門店になんて行こうものなら、シティボーイ憧れが行き過ぎてないか。背伸びしすぎてるイタイ人になってないか。
あの田舎町出身なのに、1個800円とか1000円を超えるサンドイッチを買おうとしているなんて、みんなどう思うだろうって。(今思えば完全に自意識過剰で、誰もそんなに人を見てない)
けど、おいしいですよね、サンドイッチ。
もうそれだけで一つの料理として完成していますし、
たしかに手軽で食事としても早いし、なんか見た目もサンドイッチって響きも軽快で気持ちが良いです。
食後の満足度もちょうど良い具合で、昼からの仕事もだらけることなく集中できます。
今、僕は憧れをカタチにした(2018年ごろ)
そんなこんなで、僕もやっとサンドッチに慣れて、
社会人の階段を上りつつ、日々生活を送っていました。
そして2年前、弊社から『FLAG!vol.4 &パン』というパンをテーマした1冊の本を発刊しました。
で、その中でサンドッチの特集を組みまして。
そのページを眺めて、うわーどれもおいしそうだなー、今度どこのお店にいこうかなーと涎を垂らしていたのですが、ふとハッとしたんです!

『FLAG!Vol.04 &パン』より誌面抜粋
そうだ! 高校の時に友達がサンドイッチを買っていた光景を見た時に感じてた、あの憧れの感情だ!
(ちなみに僕はこういう昔の感情がふいに思い出されて、ちょっと懐かしかったり、切なくなっちゃう状態をホーリー現象って呼んでいます。小学生の頃の夕方、共働きの母が帰ってくるかこないかの時間にテレビで放送されていた『おばけのホーリー』という番組をいつも見ていました。で、社会人に15年ぶりにホーリーの姿を何かで見た時に、早くお母さん帰ってこないかなーと感じていた思いを思い出して切なくなったからです。)
てことで、
この憧れってみんな結構感じているんじゃないか、サンドイッチだけを紹介する本があると面白いんじゃないかってことで、動き出したわけです。
あの憧れたサンドイッチを、誌面いっぱいに紹介して、幸福感を味わいたい。みなさんにも感じてほしい。
と、まぁもの凄く前置きが長くなってしまってしまいましたが、
『FLAG!別冊verb HIROSHIMA vol.01 はさむ 広島の食べておきたいサンドイッチ113』
をこの度、3月15日に発刊させていただきました!
僕の中では構想役20年です(強引)。
サンドイッチに焦点を当て、サンドイッチと人にまつわる話や暮らしの提案、歴史、専門店などの情報をまとめ、読者の生活を、ちょっと豊かにする一冊を目指しました。
1963年にオープンした老舗のパン屋『広島アンデルセン』はもちろん、
昨年9月、袋町公園前にオープンした『Park South Sandwich』など、
老舗店や新店も分け隔てなく広島を中心とした近隣県のサンドイッチを取り扱う店を取材しました。
店舗ならではの工夫や、サンドイッチ作りに懸ける想いはもちろん、作り手だからこそ知っているパンと食材の相性抜群な組み合わせや、はさむ食材へのこだわりにも注目しました。
また、映画・本・音楽など、あらゆる切り口から語られるサンドイッチにまつわるコラムも作りましたので、これも必見です。
次週では、そんな一冊の中から、おすすめのお店を2店舗を紹介します!
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