【災害ボランティアに参加したい方へのまとめ】
- 地域
災害ボランティアへ参加するのは、どうしたらいいの?
今回の西日本豪雨被害によって、駅周辺一帯が冠水した広島県東広島市安芸津町に住む私が、現地で支援する方、社協さんなどにヒアリングをしてみました。
人だからできること、もしくは重機などの機械ができることと大きく分けられのですが、やはり現地ではマンパワーが重要となるそうです。
おそらく各被害地でも同じようなことが言えるのではないか、ということです。
でも「人が足りないというのはわかるんだけど、じゃあボランティアに行くには、どんな手続きが必要で、どんな準備をして行けばいいのかわからない」という方々が、
多くいらっしゃるかと思います。
そこで、今回、ボランティア活動に参加するための情報をまとめてみました。
災害ボランティアへ参加するまでの流れ
1、支援先のボランティア受け入れ先へ連絡(ボランティアセンター・NPO・友人知人など)する。
2、ボランティア保険に加入する。最寄りの「社会福祉協議会」に行って、ボランティア保険に加入できます。
〈詳細はこちら〉
https://www.saigaivc.com/
最寄りの社会福祉協議会で350~700円ほどで加入できます。
ボランティアが二次災害(怪我や病気になったり)を受けるのは、いちばん回避したいことです。
怪我や二次災害には合わないように気をつけましょう!
災害ボランティア参加に適した服装・持ち物
いざ参加するとなっても、どんな格好で、どんな持ち物を用意して行けばいいのか。
下記にまとまてみました。
1、肌を傷つけない動きやすい格好・感染症にならないための準備物
◾︎長靴 ※ぬかるんだ泥があるため長靴が良い。現地までは運動靴でもOK
◾︎長袖のインナー ※腕を傷つけないため、熱中症対策のため。インナーの上はTシャツでも良い
◾︎軍手 ※土木関係者の方が使うような伸縮性があって滑り止め機能があるものがベスト
◾︎帽子 ※熱中症対策に必要
◾︎防塵マスク ※感染症対策に必ず必要!
◾︎タオル ※小さいのと大きいのが3~4枚あると良い
◾︎ティッシュペーパー ※除菌シートもあわせてあるとよい
◾︎雨具 ※レインコートが良い
◾︎着替え ※この時期は半袖と長袖。
◾︎筆記用具 ※油性ペン、ボールペンなど
◾︎水筒 ※必ず必要!水分補給のために
◾︎救急セット ※絆創膏や湿布、消毒液など。
◾︎身分証明書・保険証 ※事故や怪我をしたときのために
◾︎携帯電話 ※あわせてリチウム充電器あると良い
◾︎スコップ
川の氾濫による水害の現場では、下水含めてさまざまな菌が泥や水に含まれています。
傷口から菌が入り破傷風などの感染病にかかるケースが多いです。
必ず長袖・長ズボン(できれば水分を含みやすい素材は避けて、カッパなど)で、怪我に注意してください。
2、防塵マスクを必ず着用!
夏に入り、晴れの日が続くと、水分が蒸発して空気状に様々な菌が蔓延します。
数日後に突然体が動かなくなり入院する、ということが多いようです。
必ず防塵マスクを着用して、現場に入るようにしてください!
※自分の身の安全を、自分できちんと守りましょう!
〈詳しくはこちら!「災害ボラの予備知識 | NPO法人レスキューストックヤード(RSY)」〉
http://rsy-nagoya.com/volunteer/volknowledge.html
最後に……
「何もできない」「何もしていない」そんなことを感じて、何となく居心地が悪いと思う方もいらっしゃるかと思います。
実際に僕も安芸津に行っても、何ができたのか、よくわからずに頭を抱えています。
災害に何かしらの経験がある方は「何をしたらいいのか」が見えていて、動いているんだと思います。
それは、僕もこうして災害ボランティアを経験することで、いろいろな情報を知ることが多かったです。
「何もできない」ではなく、まずそうして現地で動いている方々、今も生きている方々に拍手を送ることはできると思います。
「私たちは無力ではない。だって声に出さなくても応援できる技術を持っているじゃないか」
僕の尊敬する、好きな人が東日本大震災で言っていた言葉を思い出しました。
今、積極的に動けている人たちは、タイミングが合致した人たちです。
それを自分を比べて、焦る必要はないと思います。
この西日本豪雨の支援は長く続くと思われます。
だから、絶対に支援が必要なタイミングが必ず来ると思います。
そのタイミングが来て、今かなと思う時があったら、そのときに動けばいい。
そしてそのときが来たら、怪我に気を付けて、たくさん動きましょう!
堀友良平[株式会社ザメディアジョンプレス 企画出版編集・FLAG!web編集長]
東京都出身。学研⇒ザメディアジョンプレス。企画出版、SNS、冊子などの編集担当。書籍「古民家カフェ&レストラン広島」などのグルメ観光系や、「川栄李奈、酒都・西条へ」などのエンタメ系なども制作。学研BOMB編集部時にグラビアの深さを知りカメラに夢中
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