エンタメ 2018/09/29

台湾人気映画リメイク『あの頃、君を追いかけた』 俳優・山田裕貴、乃木坂46の齋藤飛鳥が共演

タグ:
  • インタビュー
  • 映画

台湾で社会現象を起こした青春映画のリメイク『あの頃、君を追いかけた』(長谷川康夫監督)が、10月5日(金)に全国公開。主演で俳優の山田裕貴と、ヒロイン役の齋藤飛鳥(乃木坂46)が、広島市内で行われた合同記者会見に登壇した。

山田&齋藤(乃木坂46)が青春群像劇を好演

台湾で社会現象を起こした青春映画のリメイク『あの頃、君を追いかけた』(長谷川康夫監督)が、10月5日(金)に全国公開。主演で俳優の山田裕貴と、ヒロイン役の齋藤飛鳥(乃木坂46)が、広島市内で行われた合同記者会見に登壇した。

映画のあらすじは、地方都市で営む小さな豆腐屋の息子の水島浩介(山田裕貴)は、高校でバカ騒ぎを繰り返し、先生から問題児扱いされていた。そこで、医者の娘で優等生である早瀬真愛(齋藤飛鳥)が、浩介のお目付け役として、勉強の面倒を見ることになる。浩介は真愛に対して反発的な態度を見せるものの、真愛の意外な性格を知るようになり、2人の関係に変化が起起きていく青春群像が描かれている。

山田は年齢が20代後半でありながら、高校生役を熱演。体を張り、青春の恥じらいをコミカルに演じることで作品を盛り上げている。演じる上で山田は「自分が高校生の頃とシンクロすることが多くて、役に切り替えて演じるというよりは、あの頃の自分を思い返しながら演じていました」と、明かした。また「バカと天才は紙一重という言葉があるように、実は浩介は天才なんじゃないかなって思いました。独創性とか行動力とか、そういった部分がメリットにもなるしデメリットにもなる男の子で、そこにかわいらしさがあったりして。人を10年思い続けるってなかなかできないことですし、その思いの強さは魅力の一つです」と、浩介の魅力を語った。

一方、国民的アイドルグループ「乃木坂46」の“顔”ともいえる齋藤は、優等生役を好演。飾らない自然体がファンから人気を得ている齋藤は、今回の役について「真愛ちゃんは、すごく素直だし、だれに対してもまっすぐ向き合う女の子なんだけど、浩介に対しては正直になれない場面がたくさんあって、それが真愛ちゃんの思慮深さを表しているし、伝えないことの美しさを感じることが多かったので、共感できました。演じていてすごく楽しかったです」と、自身と少し似ていることで、演じやすかったという。

お互いの印象について

山田裕貴(左)/齋藤飛鳥(右)

今作品で初共演となる二人。お互いの印象について山田は「乃木坂46の齋藤飛鳥さんだ! って、ちょっと緊張しました。お会いするまでは、すごくクールな印象を持っていたんですけど、現場ではいろいろ気遣ってくださったりして、演技に対してすごく熱くて、冷静さと熱さを兼ね備えた方なんだなと」。対して齋藤は「浩介そのままという感じでした。私は、浩介みたいなタイプの方と接したことがなくて、絶対苦手なタイプだなって思ってたんですけど、撮影を重ねていくうちに、お芝居に対してすごく熱い方で、作品に対しても愛情があって、でも自分が主演だからというわけはなくて、周りのキャストの方に気を配ってくださるし、現場の雰囲気も盛り上げてくださって、頼れるお兄さんという感じでした」と、お互い撮影を重ねながら打ち解けていった様子。現場の楽しい雰囲気は、作品全体にも表れている。

パラレルワールド、そして見どころ

作品でキーワードともなる「パラレルワールド」。生きていく中で、たくさんの「選択」に迫られる場面があるが、後悔している選択について齋藤は「生き方的にはすべて流れに身を任せるタイプなので、あの選択が駄目だったなとか後悔はしないですけど、一個だけ猛烈に後悔していることがあって、2年前に購入したソファを見ては、何でこのソファを買ったんだろう」って今でも思いますね(笑)」と明かし、会場を笑いに包んだ。

見どころについて山田は「どのシーンも大事で、一個一個のシーンがパズルのピースみたいで、それが最後に全部つながって全部の“思い”が入っていくんです。どのシーンも大事なピースだからこそ、天燈(てんとう)のシーンはぐっとくるものがありました。明かされていなかった思いが出てきて……すごい映画だな、と」。齋藤は「感動的なシーンが多いので、そっちに目が行きがちですけど、地味に男の子たちが急に踊ったりするシーンが作品全体の抑揚になっていて、結構、私はそんなシーンもおすすめです」と、それぞれの見どころを教えてくれた。

観終わったころには、思わず自分が取り戻したい「青春」は何かを改めて考えたくなる作品。10月5日(金)より、全国公開。TOHOシネマズ緑井、イオンシネマ広島西風新都、エーガル8シネマズで公開。


『あの頃、君を追いかけた』公式ホームページ

http://anokoro-kimio.jp/

 


関連記事

  • 関連記事はありません
  • トップに戻る