コラム 2020/07/16

クリエイティブな空間をデザイン【西広島/レインボー倉庫】

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広島の卸街の中心地でもあり、アルパークやレクトにも近い商業地域でもある商工センターには、2017(平成29)年にレインボー倉庫広島が誕生しました。

レインボー倉庫は、クリエイティブな人達が集うコミュニティースペースです。

ステキなクリエイターたちの雑貨を販売したり、ワークショップを開催したり、マッサージやエステなどなど、何でもあり。

フリースペースにはハンモックが掛けられていて、おいしいコーヒーを飲みながらゆっくり出来ます。

そして、このレインボー倉庫広島を運営されているのがWOODPROさん。

クリエイティブな空間を演出

私たちは、お庭工事で携わらせていただきました。

工事において考えたのはクリエイティブな空間にふさわしい事、

素材と雰囲気にマッチさせる事、

リサイクルと育てる楽しさを伝える事、

日本のものを敢えてカッコよく登場させる事。

 

WOODPROさんといえば、杉の足場板の可能性を追求させている会社です。

 

杉は本来、建築の材料として日本中に植えられています。

そんな杉ですが、立地が悪いと切り出すのが大変だったりします。

京都の山奥、北山地区では大きく育てるのを諦めて、

小ぶりな幹を多く立ち上げて細いものに特化した生産スタイルに変化させました。

そのような杉は、台杉(ダイスギ)と呼ばれる独特な樹形を確立しました。

台杉は日本の文化だけど、デザイン的にはモダンで美しく見せ場を作ると、

ぐっと引き立ち世界でも通用する可能性を秘めている伝統工芸です。

 

苦境を変化で乗り越えて、新たなステージでは主役を射止めるポテンシャルを秘めている。

まさにレインボー倉庫のクリエイターのことではないだろいうか。

 

こうしてメインツリーは台杉に決定しました。

次の植栽帯は、アンティークレンガが多く使われた出入り口の前。

こちらは、カリフォルニアのオフィスっぽくしたくて癖のあるドラセナとソテツで構成しました。

こちらの写真を「Pinterest」にアップしたところ、100万以上のピン付けをされ人気画像となりました。

 

印象的なレインボー倉庫のメインウォールの足元は異なった石材が左右から中央に向かって混ざり合い、その間から所々オオトクサがにょっきと出てくるイメージです。

 

こちらもレインボー倉庫の概念が反映し、違うもの同士が混ざり合い新たな発想が湧き出てくるイメージに重ね合わせました。

 

あとは、廃材でパレットを作りその間に花壇スペースを設けて、植え込む楽しさとリサイクルの大切さを形にしました。

こうしてレインボー倉庫広島の植栽工事は無事完了しました。

我々の仕事はこうしたデザインと現地に調和する材料探しと現場の実際の工事からなります。

むしろ現場工事以外の方が大変だったりしますね。

 

しかしながら、作ったものが形に残るという仕事はおもしろいし

緊張感がすごくあって心地良いです。

これからもいろんなプロジェクトに関わっていけたらと思うこの頃です。

 

 

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三浦剛

三浦剛[ガーデンワーカー]

民間のお庭工事やイベント事業でのデザインに特化したガーデンブランド、 TARUSHIザ・ガーデンワーカーズを設立し、活動の幅を広げていru。

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