「はなのわ2020」開催中　TARUSHIの庭が金賞受賞【はなのわ2020】

全国都市緑化フェア広島「はなのわ2020」が開催中（～5月25日まで）ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑制するため、 オープニングセレモニー や開会式を中止するとともに、5月24日（日）のイベント終了日まで、 開催を予定していた一部のイベント等を 中止・延期しています。
なお、この取扱につきましては、今後の状況変化に応じて適宜見直し、公式ホームページなどでお知らせしています。

「はなのわ2020」
https://hananowa2020.com/

そんな中で、TARUSHIは、メイン会場の一部にある庭園出展ブースに参加いたしました。

自分たちのこれまでの知識と技術を混ぜこんで

真剣に都市緑化の答えを絞り出しながら

自分たちが見ているこれからの庭園観をぶつけてみようと取り組みました。

街なかで自然に帰化した空間を

コンセプトは、「URBAN　LANDSCAPE　HIROSHIMA」。

マチナカでありながら自然に帰化した空間を

美しさと人の繋がりと広島らしさで包み込みたい。

マチナカで五感を開放し、

美、自然、体験、平和、人、繋がりの融合を広島デザインで表現しました。

歩く、眺める、座る、人とつながる。

現代社会はネットの普及により直接何かをすることが少なくなってきている。

だからこそ生きている事を五感で直接感じてもらいたい。

そして広島のランドスケープ（景観）はおもしろい。

緑豊かで奥深く険しい山々、そこから湧き出し栄養も多く豊かな水量の河川。

これらがマチナカからすぐのところにある。

都会でありながら田舎でもあり、

古風な部分もありながら新しいものも温かく受け入れ、

両極端が混在する街。

それらをミックスして表現してみました。

若い人から目の肥えた玄人にまで

見応えのあるNIWAにつくり込む

高低やバランス、色彩、あじわい、材質などなど。

デザインにはかなり時間はかかりましたが、

チームとして総合的に仕上げることができました。

まずはコンテナの上に木の床を広げて屋上庭園をつくりました。

「―SORANIWA―」

都会の屋上を考え直したい。屋根の上を緑化する事によってマチナカの温暖化の抑制に。

そらにわ植生帯は広島しさを表現。豊かな自然と異質なモノをミックスさせた広島的ガーデン。

コンテナの横から裏側へまわれる丘を登ればそらにわが見られます。

風や音を身近に感じてもらいながら

日本古来の回遊式庭園の手法を取り入れてあります。

「平和の８･６池　―８・６POND OF PEACE―」

広島の平和を世界に。池の外周は８・６をモチーフにした形にデザインし、

水中のＬＥＤ照明も８・６をイメージ付けるように配置しています。

どんなに輝かしい未来がきても、決して忘れてはいけない広島のこの日を。

インバウンドで賑わう場だからこそ、平和の街を世界へ。

「広島にしき鯉　―HIROSHIMA CARP―」

平和の池には錦鯉を放ちました。

広島人のシンボルはやっぱり我らが広島カープ。

鯉は滝に登り龍になると伝わる縁起の良い存在。

みんな大好き、広島カープ。

鯉の生産全国第二位じゃけえね。

「ボーダーストーン　―BORDER STONE」―

景石は愛でるもの。ボーダーストーンはアート。

まるで美しい絵画のようにずっと鑑賞していられる。

美石を愛でることで心を落ち着かせ豊かなライフタイムを生み出してしてくれます。

何百万年もかけてこの形に。色んな環境でこんな質に。奇跡ですよね。

「コミュニティーステップ　―COMMUNITY　STEP―」

庭の在り方を提案。庭は眺めるだけではなく、ヒトとヒトを集わせ、

語り合える場（コミュニティースペース）へ。

コミュニティーの活性を促したり、ステップに座ってゆっくり音楽を聴いたり、

寝転がって本を読んだりと使い方も様々にカスタムできる場の提供。

TARUSHIは、さらにあたらしいＮＩＷＡの提案を進めています。

毎度反響の大きいガーデンアートのひとつデニム人間。

勢いよく流れる循環式の滝。

そして、樹木たちはほとんど広島産で樹形の美しい雑木をチョイス。

コンテナ内の音楽はヨーロッパの民族音楽ケルト。

宙に浮く盆栽。AIR BONSAI 。

まだまだ、多くの仕掛けを作っています。

「はなのわ2020」は、5月24日までですので、是非ご覧ください。

入場は無料です。

都会と自然、相反する空間を混ぜこみ、

観る庭から体験する庭園へ

人と人が繋がる場に。