観光・旅 2018/05/03

【広島温泉同好会】湯来へ! 新緑美しい郊外温泉で打たせ湯修業がオススメです

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  • 温泉

どうしてこうも、休日の時間というのは過ぎるのが早いんでしょう。

これはもはや、気のせいではなくどこかの誰かが、日本の時間軸を意図的に操作しているに違いない! と妄想が暴走し始めているGWの合間の平日です。

あいにくの雨で、カープの試合も今日はどうやら中止になりそうですね。

 

でもでも、そんな雨の休日にも楽しめるスポットをご紹介しましょう!

今まさに話題のアウトレットモール!! なわけははく、今回も女子ウケ度は低いですが、その知名度はとても高く歴史ある温泉ですYO

 

浅野家御用達の名湯へ

タイトルだけでもピンときたアナタ! 温泉好きですね。

そう、今回ご紹介するのは、広島でもっとも有名な歴史ある温泉街、広島の奥座敷と呼ばれる広島市佐伯区湯来町にある「湯来温泉」……の、隣にある「湯の山温泉 温泉館」です。

この湯の山温泉の歴史は、実は湯来温泉よりも古く、温泉ソムリエの資格を持つカメラマン:温カメ曰く「浅野家のお殿様も、湯船にどかっと浸かって世の憂いにふけっていたはずですよ」と話すほど。

今から約250年以上も前に、安芸国を治めていた「浅野吉長」というお殿様によって、開湯されていたと伝わっているんです。

徒歩や馬で移動していた当時から、車で40分のドライブがてらに来れるようになった現代まで、ずっと大切に守られてきた歴史のある湯治場です。

 

利にかなった利用法

「ここの温泉の特筆すべき点は、その湯の使い方です」。温カメが言うには、その利用法が名湯と呼ばれる由縁なのだとか。

湯の山温泉の源泉へ、特別に許可をもらって近づいてみると、たしかにそのまま浸かるには温度が低すぎるんです。

一般的な温泉の感覚でエンジョイしようと思えば、一度適温まで温めて浴槽に溜めてから、ゆっくりと浸かるのが理想。

「ここの湯は、加熱して利用するよりも、そのままの温度で利用した方がより温泉効果が得られる特徴があります。でも、この温度の湯に全身を浸ける、とても厳しいですよね」

ぬるま湯よりも、もう少し低い湯温。それが湯の山温泉の源泉から湧き出る温泉の温度ですから、サウナにでも入ってからでないと、とても長時間浸かってなんかいられません。

「そこで考えられた利用法が、打たせ湯なんです」

源泉から樋を使って直接温泉を引き、入浴者の頭上目掛けて勢い良く落とす利用方法。これならシャワー感覚で源泉を満喫できます。オマケに精神修業的な要素もちょっとは加わり?まともな人間にちょっとだけ近づけそうな、そんな気分にもしてくれます。

本当の意味で、温泉を肌で感じる

「この打たせ湯が、ホンマにエエのは冬じゃの。ガハハ」と、常連のおっちゃんが笑いながら教えてくれました。

しかし打たせ湯を利用する前に、まず内湯で我慢の限界まで体を温めてからでないと、絶叫します、きっと。温かい内湯から、屋外にある打たせ湯に真っ裸で出るだけでも気合が必要なのに、さらに滝のような低温の温泉を全身に浴びるだなんて、想像を絶します。

ですが、これも楽しみの一つ。日常では決して味わうことのできない体験と、普通の温泉にはない楽しみ方があるのです。

 

これから夏にかけて、湯の山初心者でも気軽に利用できる季節になってきます。癒やし系満点、リラックス効果抜群!そんなよくある、精神的にぬる~い温泉にはもう飽きた、という方にも是非おすすめの、本当にぬる~くて、本当にいい温泉でございます。

 

湯の山温泉館

電話 0829-85-0111(国民宿舎湯来ロッジ)
住所 広島市佐伯区湯来町大字和田471
料金 12歳以上:1回350円、1日700円

4~11歳:1回150円、1日400円

時間 9:00~21:00
休み なし ※施設整備などで休館の場合あり
HP https://yuki-lodge.jp/spa/yunoyama/

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