100万アクセスの前衛弁当作家・nancyの【思い出の絵本を弁当にしてみた】/#01『おしいれのぼうけん』
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前衛弁当作家のnancyです。
本棚にある絵本を一冊ずつ手に取りながら、
表紙の絵で弁当を作り、
過ぎてしまえば笑える子育ての思い出を綴っていきます。
『おしいれのぼうけん』
子どもは押入れが好きである。
襖を閉められて、真っ暗な中にとじ込められるかもしれないのに。
そのスリルもあってからなのかわからないけれど、
いつの間にか、布団を無理やり出してはそこに潜り込む。
思い返せば私も子ども時代にしていたので、気持ちはわからなくはない。
だけど、親としては大いに困る。
自分が汚れていようが、お構いなしに潜り込み、
近くに誰がいようと突然飛び出してくる。
のんびり寝ていた愛犬も生きた心地がしなかったことだろう。
そんな時に私はこの絵本をみつけた。
古田足日さんと田畑精一さんによる名作『おしいれのぼうけん』。
今の社会風潮の中で読むと、保育園で先生が押入れに閉じ込めるなんて!! と思うかもしれないが、
そのあたりの設定はともかく、
私はこの本の絵に惹かれ、
物語が気に入り、
息子のために大げさな読み聞かせをした。
すると、大きく見開かれた息子の瞳の中に
押入れの世界が広がるのを感じ、
さらに私は調子に乗った。
結果、この本を読み聞かせて以来
息子は押入れに入らなくなった。
どうして? と聞くと
「押入れに閉じ込められたのは、”あきらとさとし”だ」と言う。
「僕一人では”ねずみばあさん”と戦えない」と言う。
襖が少しでも開いていたら怖がるようになったところをみると
どうやら、息子にはこの絵本はホラーだったようだ。
息子の怖がりように私も驚いて
この本を選んだことも
大げさな読み聞かせをしたことも
当時は反省したと思う。
■弁当解説■

1.イカスミを練り込んだ黒いパスタ(1人前)でペペロンチーノを作る。
2.市販の食用オブラートに食用の炭パウダーを水で溶かして絵を描く。
3.薄焼き卵に2を貼り付けて、輪郭に沿って切り、パスタの上に置く。
4.薄焼きたまごを切ったものと、人参の甘辛炒めでまわりを飾る。
■弁当で再現した絵本■
『おしいれのぼうけん』(作:古田足日 田畑精一 発刊 童心社)

お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。
80ページものボリュームがありながら、かけぬけるように展開するふたりの大冒険。1974年の刊行以来多くの子どもたちが夢中になり、版を重ねてきました。累計228万部を超えるロングセラー絵本。(童心社/「おしいれのぼうけん」記載本文より引用)
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