コラム 2021/09/16

【D‘companies 第2回】人生初! 企業様との打ち合わせの裏側大公開!!!

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D’companies学生編集局では広島にある中小企業を、就活生の皆様に紹介する記事を作成しています。

広島県内約20名の学生が所属しており、2人1組で一つの企業を訪問し記事を作成します。

私たち学生がどのような準備をして企業の取材へと向かうのか、その裏側を紹介します。

第2回では、広島市立大学国際学部3年の泉原百花が就活情報誌を作るためには欠かせない、企業紹介記事制作の裏側を紹介します!

 

私は企業紹介記事部門と広報・流通部門に所属しています。

初めはまったく違う部門を掛け持ちすることに不安を覚えましたが、仕事が始まると両部門には意外と似ている部分もあり、現在は楽しく活動しています。

この記事で取り上げる企業取材は、私が最も楽しみにしていた仕事の一つです。

企業取材の前にどのような活動があるのか、分かりやすく紹介します。

 

企業取材に至るまでの4つの過程

企業取材に至るまでには主に、

①情報収集
②質問作成/ラフ(記事の見取り図)作成
③取材前の打ち合わせ
④提案用のラフ作成

上記4つの過程があります。

この記事では、私も参加した株式会社ティーエス・ハマモト様への取材準備を主な例として、取材に至るまでの活動を紹介します。

 

①取材する企業について情報収集

取材する企業が決定したら、その企業についての情報収集を行います。

仕事内容や採用情報はもちろん、企業の持つ歴史や信念、力を入れている活動は何かなど、企業のホームページや就職情報サイトから情報を集めます。

情報収集は最も重要な過程です。

情報収集を進めていく中での疑問や、より深く聞いてみたいことを発見し、メモを取ります。

情報収集を丹念に行うことで、取材する企業について深く理解することができます。

私が担当した株式会社ティーエス・ハマモト様の情報は、ホームページや就活サイト、昨年の『D‘companies vol.3』から情報を集めました。

また、グループ会社についてもホームページを閲覧し、情報収集を行いました。

 

②質問作成/ラフ作成

企業へ打ち合わせに向かう前に、情報収集の際に取ったメモを参考にしながら質問を作成します。

質問を事前に準備しておくことで、取材や打ち合わせが円滑に進みます。

情報収集の時点で記事にしたい内容が私の中で固まっている場合は、ラフを作成することもあります。

私の場合は、取り上げたい内容が固まっていなかったので質問のみ考えました。

今年の『D‘companies vol.4』では、株式会社ティーエス・ハマモト様の企業紹介2ページと、学生がテーマを考えて自由に編集する2ページの計4ページで取り上げます。

既刊も参考にしながら「自分が知りたいことは何か」「どの側面を取り上げれば就活生が興味を持つか」を考えて、質問を作成しました。

 

③取材前の打ち合わせ

▲株式会社ティーエス・ハマモトの社屋をバックに(写真左:泉原百花/写真右:吉本紗世)

取材前の打ち合わせでは、実際に企業を訪問します。

取材ではなく打ち合わせなので、企業がどのような考えで採用活動を行っているのか。

求める人物像、今年の新卒社員の様子などを伺い、どのような内容を取り上げれば良いか話し合います。

企業側の要望と、学生たちの興味や取り上げたいことを擦り合わせていきます。

 

人生で初めての企業訪問です。

緊張しつつも綺麗な社屋に感動しながらオフィスに向かうと、2名の担当者の方が暖かく迎えてくださいました。

▲株式会社ティーエス・ハマモト様での打ち合わせ風景

私は情報収集の際、社内の雰囲気について取り上げたら良いのではないかと思っていました。

しかし、実際話を聞いてみると、採用担当の方は新入社員の仕事内容にフォーカスを当ててほしいと思っていることが分かり、そこには大きな差があると感じました。

また、それと同時に実際に企業を訪問して打ち合わせをする必要性を実感しました。

質問するときはドキドキして、少々声が震えていたように思いますが、事前に用意した質問の中で最も聞きたかった「グループ会社との関係」について、答えを聞くことができました。

 

④企業に提案するラフ作成

打ち合わせで聞いた話をもとに、企業に提案するラフを作成します。

今回は打ち合わせ終了後、会社に戻ってから私と吉本さんでラフ作成を行いました。

紙面で取り上げる内容を決め、『D‘companies』以外の就活情報誌なども参考にしながら、企業の魅力が伝わり、学生の記憶に残る記事にするにはどうしたら良いかを考えました。

▲ザメディアジョン内でラフのミーティング

一から作り上げるのは大変でしたが、アイデアを出し合って少しずつ形になっていくのはとても楽しかったです。

できあがったラフの下書きは持ち帰って清書し、後日、社員の方へデータを送って確認してもらいます。

問題がなければ、ラフは株式会社ティーエス・ハマモト様へ送られます。

どんな反応をされるのか、楽しみでありながら、ちょっと怖いような……。

 

この後、再度企業を訪問して取材撮影をした後、記事作成に移り、記事が完成したら企業の方と共に最終確認を行います。

今回紹介したのは取材・撮影までの過程であり、本格的に取材や記事作成が始まるのはこれからです。

取材させていただく企業の魅力を伝えられるように頑張ります。

 

■私のおすすめ本■

FLAG!webは「本に出会う」がコンセプト。

学生編集局メンバーが出会ったおすすめの一冊をご紹介します。

『死のドレスを花婿に』(著者:ピエール・ルメートル/訳者:吉田恒夫/出版社:文春文庫)

日本におけるピエール・ルメートルの作品で最も有名なのは『その女、アレックス(原題:Alex)』だと思いますが、著者の作品で日本に初めて紹介されたこの『死のドレスを花婿に(原題:Robe de marié)』も『その女、アレックス』に負けず劣らず、どんでん返しの連続です。

主人公のソフィーは記憶障害に悩まされ、ついに記憶がない間に殺人事件が起きます。
一件ではありません。何件も起きるのです。

第一章のソフィーの行動を読んでいる間、きっと「なんという連続殺人犯だ」と思うことでしょう。

しかし、第二章でフランツが登場すると、きっと呆気にとられるはずです。

そして第三章、第四章と読む手が止まらなくなります。

最後まで読むと、『死のドレスを花婿に』の邦題の意味も分かるでしょう。

予想のつかない物語展開で脳がゾワゾワする、ミステリ&サスペンスの傑作です。

 

文/泉原百花(広島市立大学)


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