コラム 2019/07/25

第1回「かけ流し温泉オフ会」Report!【広島・山口・島根編】

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2018年12月に発売された中四国地方の温泉ガイド「温泉ソムリエ中野一行 厳選 中国・四国かけ流し温泉ガイド&メモ」。7月13日に開催された、著者・中野一行さんと行く、かけ流し温泉を巡るオフ会の様子を中野さんがレポート。広島、山口、島根の名湯4湯をめぐるワイワイ楽しいオフ会でした!

今回は30~50代の男性4名・女性2名、計6名に参加していただきました。

<レポート>

今回、本の出版後初の「かけ流し温泉オフ会」を開催しました。

参加者全員に「かけ流し温泉」を楽しんで頂き、また温泉の素晴らしさを再認識して頂こうというのがテーマです。

当日は、あいにくの空模様でしたが、私自身は「テンション高め」で参加者以上に温泉を楽しむ気満々!

まずは夏こそ最高の温泉へ!

「湯の山温泉 湯の山温泉館」(広島県広島市佐伯区)

広島市内からオフ会最初の目的地である湯の山温泉へ、午前9時ごろに到着。

しかし到着してもすぐに入浴せず、まずは施設の右側階段を登り、国の重要有形民族文化財に指定されている「湯の山旧湯治場」を見学です。

江戸時代の広島藩主・浅野家の湯治場が残る大変貴重な「温泉遺産」です。しかも今から入湯する「湯の山温泉館」の源泉地の一つでもあります。

ここ湯の山温泉館最大の魅力は「源泉」を打たせ湯で浴びるダイナミックな入浴法。泉温は約23度なので、ほとんど水ですが、7月なので冷たくて気持ちいいのです。

源泉かけ流しの先を行く、「源泉流されっぱなし」を堪能しました!

名称 湯の山温泉 湯の山温泉館
電話 0829-83-0802
住所 広島県広島市佐伯区湯来町大字和田471(Googleマップはこちら)
営業 9:00~21:00(最終受付は20:30)
休み なし ※メンテナンスのため休館あり
料金 大人350円、子ども150円
HP https://www.yuki-lodge.jp/yunoyamaonsenkan.html

 

温泉を飲んで食べて楽しむ

「雙津峡温泉 元湯 憩の家」(山口県岩国市錦町)

次に向かったのは、湯の山温泉から旧筒賀村・旧吉和村を通って行く「雙津峡温泉」。

到着後、まずは「飲泉所」で温泉の「味」を堪能しました。非常に温泉らしい香りが楽しめるのです。

ここはかけ流される加熱源泉の量も多く「さすが、雙津峡温泉」と納得の浴槽。入湯時のヌルヌル感もあり、上がった後は肌がスベスベです。

ここの食堂でお楽しみの昼食。温泉を利用して炊かれる釜飯がとっても美味しかったですよ。

名称 雙津峡温泉 元湯 憩の家
電話 0827-73-0236
住所 山口県岩国市錦町深川3132(Googleマップはこちら)
営業 10:30~18:00(最終受付17:30)、12~3月は11:00~17:30(最終受付17:00)
休み 木曜、12月29日~1月1日
料金 大人600円、子ども300円
HP https://sozukyo-onsen.com/

地中から噴出す温泉「間欠泉」

「木部谷温泉 松乃湯」(島根県鹿足郡吉賀町)

ここには今回のオフ会最大の見所「間欠泉」がある温泉です。雙津峡温泉からは、約30分ほどで到着します。

さっそく間欠泉に向かうと、運良くすぐに吹き上がりました。運が悪いと25分ほど待つこともありますが、ラッキーでした。

地中から湧き出る温泉に「生きている大地」を実感してしまいます。蒸気ではなく炭酸で吹き上がる冷たい間欠泉は、非常に珍しく一見の価値ありです。

茶濁が素晴らしい名湯への入浴は、珍しいセルフ方式の「かけ流し」と「加温」です。

入浴者同士でコミニュケーションを取りながら湯温調整する温泉ですので、声かけが重要です。入浴者が多い場合は、休憩室で待つのも選択肢です。この日の男湯は5人での入浴でしたが、楽しく入れました。

名称 木部谷温泉 松乃湯
電話 0856-79-2617
住所 島根県鹿足郡吉賀町柿木村木部谷529(Googleマップはこちら)
営業 7:30~19:30(最終受付19:00)
休み 毎月6日、16日、26日
料金 大人1回450円、子ども1回200円 ※大人のみ半日券700円
HP なし

普段使いのぜいたくな温泉

「柿木温泉 はとの湯荘」(島根県鹿足郡吉賀町)

松の湯から5分ほど日原方面へ向かった場所にある「はとの湯荘」が、今回の最終目的地。本日4度目の入浴です。

まず源泉地を見学すると、温泉らしい香りに参加者からも「オーーーーー!」という声がもれていました。

「はとの湯荘」は内装がリニューアルされてから初めて訪れました。以前は「THE公共温泉」といった感じでしたが、今回の改装で素足でも移動できるようになり、より利用しやすい温泉になりました。しかも洗い場や脱衣場も使いやすく「普段使いの温泉」と呼ぶに相応しい温泉です。

肝心の温泉は、相変わらずの「茶濁のかけ流し」。

関心してしまうのは、主浴槽の隣にクールダウンできる「ぬるめの浴槽」があることです。温泉ではありませんが、ちょっとした温冷交互浴が体感できます。

 

名称 柿木温泉 はとの湯荘
電話 0856-79-2150
住所 島根県鹿足郡吉賀町柿木村柿木81(Googleマップはこちら)
営業 11:00~20:00(最終受付19:30)
休み 水曜
料金 大人510円、小学生210円、幼児以下は無料
HP なし

 

今回の「温泉オフ会」にて参加者の皆様にも少しでも「源泉かけ流し温泉」の素晴らしさが伝わったのではないかなと思った1日でした。

私自身が非常に楽しい会だったので「第二回・かけ流し温泉オフ会」も開催予定にしています。ぜひ「中国・四国かけ流し温泉ガイド」をお持ちの皆様はふるってご参加ください! お待ちしていま~す。

オフ会参加自体は料金無料です。入浴料や食事代は各自負担。
当日は現地集合・現地解散。移動手段は各自で手配、または乗り合わせて各温泉をめぐります。

今後の予定は「フォトグラファー・中野一行」のHPとFacebookでお知らせします。

次回をお楽しみに!!

中野一行のホームページはこちらから

中野一行のFacebookはこちらから

Text by Nakano Kazuyuki

 

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