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エンタメ 2018/01/30

広島の音楽シーンに颯爽と現れた ロックバンド、ペロペロしてやりたいわズ。

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いま、広島のインディーズシーンで最も勢いのあるバンドのひとつ、ペロペロしてやりたいわズ。抜群のリズム感で刻まれるカッティングギター、楽曲のグルーヴを支える軽快なベース、それに絡みつくようなヴォーカルが生み出す独特の世界観。いわゆるガールズバンドという既存の枠組みを超えた、新しい時代のロックミュージックを体現している。全国各地のフェスやイベントにも数々出演し、ファンを増やし続けている彼女たちに、3人が目指すバンド像を聞いた。

 

ーーまず、バンド名について。ペロペロしてやりたいわズ。すばらしいなと!

ムカイダー「女子大の音楽サークルで組んだバンドで、女だからってなめられたくないというのがあって。とにかく気持ち悪くてパンチの効いたバンド名にしようということでつけました。」

ハナ「私は大学の3つ先輩で、元々その音楽サークルにいたんです。入部してきてすぐに、ペロペロしてやりたいわズ。ってバンドを組んで「なんだこのパンチが効いた子たちは」と。ちょっと客観視していましたね。」

ーー最初から本格的に音楽でやっていきたいと?

あららぎ「いや…。そもそもバンドを組んだときの趣旨が、大学生活を謳歌するぞっていう感じで始めたので。それが自分たちの曲を作って、コンテストで賞をもらって、アルバムを出すことになって、あれ?なんか話が変わってきたなって。普通に就職活動もしていたし。卒業を控えて『もうバンドやめます』って感じになっていたんですけど、音楽をやりたいという夢も諦めきれなくて。両親にも相談したら、父が『自分が好きなことをやりなさい』って言ってくれたんです。父のその言葉でふと我に返って、すぐムカイダーに『やっぱりやるわ』って電話しました。」

ムカイダーそのときがバンドとして一番大きな転機だったかもしれないです。ひとりでの弾き語りを始めたのもその頃で。自分は何があっても音楽を続けていこうと思っていたので。4才から20才まで続けたダンスをやめたのも音楽が理由だったし。そのときに心が決まっていました。」

ペロペロしてやりたいわズ。が目指すバンド像とは?

ーー曲作りは、どうしてるの?

ムカイダー「ギターのあららぎが作ってきたオケに私がメロディと歌詞を付けることが多いです。そこからメンバーで音を合わせながらアレンジを加えていく。」

ー―恋愛や人生観、人間関係など、根源的なテーマに触れている歌詞が多いですね。沸々とした怒り、ナニクソ根性のようなものが根底にあるわけだ。

ムカイダー「反骨精神というか。たぶん、女子大音楽サークルなめられてるんじゃないかってところから始まってるんだと思いますけど、その精神は。女だからとか、そういうんじゃなく、ずっとどこかに居続けられる、芯のあるバンドでありたいなと。目標は、死ぬ間際まで曲を作って歌っていることなので。」

あららぎ「自分たちが音楽から影響を受けてきたように、ペロペロを聴いてシンプルにバンドをやりたいとか、かっこいいとか、感じてもらえたらうれしいです。」

ハナ「バンドを始めたときから変わっていないのは、自分たちがかっこいい、楽しいと思うことを素直に出していきたいということです。自分たちはこれをやりたいんだということにピュアでありたいと思っています。」

ムカイダー「3人の団結力は今が一番だと思います。よく話すようになったし。ツアーに行ってもずっと一緒なんです。ごはんを食べに行くのも、お風呂に入るのも、本当にずっと一緒で。」

ハナ「別に一緒にいるって決めているわけでもないんです。ふと気づいたらいなくなってるときもあって、それはそれでいいみたいな。自然体でいられるのがいいのかもしれないです。」

広島に拠点を置いて活動している理由

ーー活動拠点は広島ですね。だいたいみんな東京や大阪、福岡に流れるけど、こだわりがある?

ムカイダー「意地になっているところもあるのかもしれません。広島にいたから見つけてくれた人もたくさんいて。東京からツアーで来るバンドが、広島に行くならペロとやりたいって言ってくれたり。そういうのを考えると、もうちょっとここでがんばる意味もあるのかなって。広島にもバンドを見るのが好きな人たちがいることも知っているし。広島クアトロで10-FEETとジ・オーラル・シガレッツと3バンをしたときに、すごい数の人がいて、それがすごく悔しかったんです。これだけ音楽が好きな人たちがいるのに、まだまだ自分たちに目を向けてもらえていないんだなって。売れたいとか、ガツガツ音楽をやるということがカッコ悪いんじゃないかって思っていた時期もありました。でもいまはそんなことも関係なく、やっぱり音楽で生きていきたいです。」

あららぎ「広島発でムーブメントを起こせたらいいなと思っています。イベントもどんどんやっていきたい。」

ハナ「広島にもこういうバンドがいるんだよってことを、もっと知ってもらえるように。ペロペロ知ってる!みたいな。そこからライブに足を運んでくれる人が増えたらうれしいです。」

―ーペロペロしてやりたいわズ。をたくさんの人に知って欲しいと思っています。知られるべきバンドだと。もっともっと発してください、いい音楽を。ありがとうございます。

雑誌『FLAG!』では、山根が気になる広島のインディーズバンドにインタビューするコラムを連載中! コラム名は「俺も仲間に入れてくれ!」。あーバンドやりたい!

インタビュー&テキスト=山根崇史
撮影=橋本高伸

 

ペロペロしてやりたいわズ。

▼LIVE情報
APOLLO10 -landing on 神戸-
6月10日(日)
神戸 KINGSX BASE
op18:30/st19:00 adv2000/door2500(+1d)

修羅しゅしゅしゅ
6月16日(土)
大阪 心斎橋SUNHALL
op16:30/st17:30 adv3500/door4000(+1d)

重大発表!お手付きツアー2018
6月17日(日)
広島 4.14
op17:00/st17:30 adv2000/door2500(+1d)

重大発表!お手付きツアー2018
6月21日(木)
名古屋 池下CLUB UPSET
op18:00/st18:30 adv2000/door2500(+1d)

重大発表!お手付きツアー2018
6月28日(木)
大阪 心斎橋CONPASS
op18:00/st18:30 adv2000/door2500(+1d)

重大発表!お手付きツアー2018
6月29日(金)
東京 渋谷TSUTAYA o-nest
op18:00/st18:30 adv2000/door2500(+1d)

ポタリing TOUR2018~再び走る、ポタリ!みんなとの友情を証明するPっP~
7月14日(土)
石川 金沢vanvanV4
op18:00/st18:30 adv2500/door2800(+1d)


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山根崇史
音楽

PROFILE
山根崇史[ロック好き]

広告制作会社や玩具メーカーで販促企画、コピーライターを経験後、編集者に。商品宣伝、企業PR、人物取材などのジャンルを問わず、書籍、WEB、パンフレット制作を手掛ける。

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