【D’companies 第10回】面白いページを作りたい!1つの特集紙面を作るために
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『D’companies』は、広島の中小企業を学生目線で紹介する就活ガイドブックです。
キラリと光る原石のような企業、その名もダイヤモンドカンパニーと、学生との繋がりを生み出しています。
そんな『D’companies』制作の裏側をつづるこちらのコラム。
第10回は、香川大学 教育学部 学校教育教員養成課程 4年の川上菜摘が担当します。
約30名が所属している学生編集局は、ほとんどが3年生のメンバーで構成されています。
数少ない4年生として、3年生のサポートができるよう残りの活動にも注力していきたいです。
私が所属しているのは、企業紹介記事制作部門、特集記事制作部門、広報・流通部門の3つ。
全部門に所属しています。
その中から、私が特に手を焼いた特集記事制作部門の活動を振り返りました。
コロナ禍で変わった「新しい就活」のかたち
D’compamiesの特集記事は、企画から紙面の完成までを学生が主体となって作り上げます。
8月下旬、特集記事の制作を担当するメンバーに、今年の『D’compamies vol.04』のコンセプトが発表されました。
「New Point of View〜知らないジブン・新しい就活〜」
この大きなテーマを受けて、メンバー各自が企画案の提出に向けた準備を開始しました。
できた企画案をオンラインミーティングで共有し、似た趣旨の企画を集めてチームを作りました。
就活マナーについての記事を制作する「マナー・身だしなみチーム」、就活のHow Toを学生目線で紹介する「お悩み相談チーム」、エントリーシートやガクチカ(学生時代に力を入れていたこと) エピソードの疑問を解決する「ES・ガクチカチーム」、コロナ禍の就活で欠かせないアプリケーションやツールの使い方を徹底解説する「ツール紹介・情報チーム」の4チームで活動しています。
ただの特集ではなく『D’compamies』の特集に!
私は「お悩み相談チーム」で特集記事を制作しています。
7人のメンバーが持ち寄った企画の良いところを合わせながら、よりよい企画を考えようとミーティングを重ね、2つの企画を採用しました。
この時、今年のテーマである「新しい就活」に沿っていること、『D’compamies』で取り上げるべきオンリーワンの特集記事であることの2つを軸に話し合いを行いました。
企画が決まったら、ラフを作成し、その企画に必要な素材を集めます。

▲特集① ラフ案

▲特集② ラフ案
「私やります!」メンバーで協力し乗り越えた危機
「お悩みランキングトップ3」では、これから広島で就職活動を始める23卒生を対象にアンケートを取り、抱えている疑問や悩みを調査しました。
また、「就活スケジュール」では既に広島で就職活動を終えた22卒生を取材し、就職活動のHow Toや23卒生に向けたアドバイスを伺いました。
記事を制作するための素材集めでは、アンケートの作成や、取材依頼書の作成、取材日のスケジュール調整など、やらなければならないことが多くありましたが、負担が偏らないよう分担して迅速に進めることができたと思います。
そんな中で大変だったことが、『D’compamies』の発刊がまだ先であるため、特集記事に割けるページ数が確定しなかったことです。
『D’compamies』のメインは企業紹介の記事であるため、企業紹介のページ数に応じて特集記事に割けるページ数も変わります。
チーム始動から3つ→2つ→1つ→2つと企画の数も短期間で大幅な変更がかかりましたが、急遽変更があった際にもメンバーで協力して乗り越えることができたのではないかと思います。
私たちのラフがデザインに!
私たちが作ったラフを、『D’compamies』の出版社であるザメディアジョンがデザインに起こします。
デザインラフが挙がると、いよいよ紙面のイメージが湧き完成がますます楽しみになりました。
文字数を確認し、取材やアンケートの結果をもとに原稿を書きます。
特集記事の原稿は、プロのライターが担当する訳ではなく、全て自分たちで執筆します。
原稿はメンバーで分担し、誤字脱字の有無や整合性についてお互いの文章を確認し合いました。

▲特集① デザインラフ

▲特集②デザインラフ
見開き1ページ、されど1ページ。
1つの特集紙面を作るためには、大勢の時間と労力がかかっているということを、特集記事の制作を通して実感しました。
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■私のおすすめ本■
FLAG! Webは「本に出合う」がコンセプト。
学生編集局メンバーが出会ったおすすめの一冊をご紹介します。
『ひらいて』(著者:錦矢りさ/出版社:新潮文庫)
もう二度と来ない高校時代の懐かしさと切なさに胸が熱くなります。
「存在するだけで私の胸を苦しくさせる人間が、この教室にいる。さりげないしぐさで、まなざしだけで、……」
冒頭の文章を読むと、学校が世界の全てだった高校生時代を思い出します。
ただまっすぐに好きだという気持ち。
感情を抑えられない自分に苛立ち、相手を傷つけ、自分も傷ついてしまう。
芥川賞受賞作『蹴りたい背中』以来となる、錦矢りささんの青春恋愛小説です。
文/川上菜摘(香川大学)

D’companies学生編集局[D’companies学生編集局]
広島県内外の学生達が主体となって、就活情報誌「D’companies」を制作する編集部。学生ならではの視点から、学生の就職活動に役立つ情報を発信する就職情報誌を目指します。
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