優しい木漏れ日が差し込む一軒家の食堂【宮島口/ランチ】
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ここ数年、観光地としてますますの人気を集めている世界遺産がある宮島の玄関口として、エリア改修が進む「宮島口」。フェリー乗り場の改修を皮切りに、市電の駅周りや、JR宮島口周辺も少しずつその姿を変えようとしている。
JR宮島口からフェリー乗り場に向かう一本道を少し離れた場所に、2019年3月にオープンした「宮島口食堂 つむぐ」。入口が少しわかりづらいのだが、メニュー表を看板にしているので、注意深く探そう。これはこれで隠れ家的なお店という趣があって、探し回って焦らされる感じも悪くないのです。

細い敷地を入っていきます。目印は料理メニュー表の看板

のれんがかかった玄関前
一本道の敷地を歩いていくとお店の玄関に突き当たる。その佇まいは、久しぶりに実家に帰ってきたかのような感覚。

木漏れ日が差し込む空間
そっとドアを横に開けば、まだ残る木の香りが鼻から体全体に染みわたっていき、とても居心地がよい空間と、すぐにわかる。日当たりが良いテーブル席の空間はこじんまりとしてはいるが、天井が高く、圧迫感は感じられない。木目はつるつるで、その肌ざわりがたまらない! 思わずほおずりしそうなタイミングで店主に声をかけられ、我に返る。
「すてきな空間ですね!」と聞けば、「間取りは変えてないんです。ほぼそのままを生かした空間なんですよ」と言うではないか! 二階建ての一軒家を改修した個所は、ほとんどが内装だけだというから驚きだ。

庭を眺めながらの食事もできる
窓から見えるのは、宮島と本州と瀬戸内海を表現した庭。広島で活躍する庭師によって剪定された庭は、芸術作品ともいえる美しさ。そんな庭も含めて、どこを撮影しても絵になる部屋をパシャパシャと撮影しまくっていたら、おすすめの定食が運ばれてきた。これがまた美しい……。

写真は定食の一部

こうした小物がうれしい。近くに雑貨店「epilo」で販売している雑貨を使用している
メニューは定食(2300円〜)2種。店主ゆかりの地である島根県や、廿日市市の食材を用いた食事が楽しめる。お米は土鍋でいただく炊き込みご飯というぜいたくさ。「お客さまは観光客のほかに、地元の方にもたくさん来ていたただいてます。食堂と名付けたのは、気軽に食べにきていただきたいからなんです」と言うが、定食というよりはコース料理のように一品一品が丁寧で、小鉢のボリューム感などは絶妙だ。
夜は要相談でオープン。地酒をたしなみながらゆっくりとした時間を過ごせるので、大切な人と、気が許せる仲間と、家族と、さまざまなシチュエーションで楽しめそうだ。
店名 | 宮島口食堂 つむぐ |
電話 | 0829-59-1637 |
住所 | 廿日市市宮島口1-7-18(Googleマップはこちら) |
営業 | 11:00~15:00(※夜は要相談) |
定休日 | 日・水曜 |

堀友良平[株式会社ザメディアジョンプレス 企画出版編集・FLAG!web編集長]
東京都出身。学研⇒ザメディアジョンプレス。企画出版、SNS、冊子などの編集担当。書籍「古民家カフェ&レストラン広島」などのグルメ観光系や、「川栄李奈、酒都・西条へ」などのエンタメ系なども制作。学研BOMB編集部時にグラビアの深さを知りカメラに夢中
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