【スナップレポート】Setouchi Beach Jam 2019 ピースフルフェスが彩るビーチサイド
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「音楽」「アート」「平和」をテーマに、「YES! PEACE!」を合言葉として、広島から平和の尊さを発信する「Setouchi Beach Jam」。中国地方で行われる音楽イベントとしては他とスタイルを異にする独自のスタイルで、2005~2010年まで同じ場所「瀬戸田サンセットビーチ」(広島県尾道市生口島)で開催していた「FEST de RAMA(フェスタデラマ)」のテーマを引き継いでいる。
会場の瀬戸田サンセットビーチは、夕景がきれいなことで有名で、「日本の水浴場88選」に認定されている海浜スポーツ公園だ。会場では、ステージを有する音楽エリアのほか、飲食エリアやキャンプ用の椅子やタープを張ることもできるキャンプサイトも併設し、家族連れや水着で参加していた人は、音楽と海水浴を楽しむ姿も。つまり、夏に最高なシチュエーションで、チルでピースフルな時間が流れていたということ。ステージは、メインステージ「アイナハイナ」と、ビーチにあるステージ「ラブソファ」の2つがあり、2日間で計27組のアーティストが来場者を熱狂させた。そんな2日間の模様をスナップフォトギャラリーで振り返る。
去る8月3日(土)、4日(日)に開催された「Setouchi Beach Jam2019」(以降、SBJ)は、気温35度の快晴に恵まれた。溶けるような暑さの中、来場者は思い思いのおしゃれファッションに身を包み、若者の水着姿が眩しく輝いていた。
2日間のトップバッターを飾ったKeishi Tanaka は、今、業界で注目を集めているシンガーソングライターだ。2012年にソングブック『夜の終わり』を発表し、大きな反響を呼んだ彼のステージは見逃せない!と、我々も11時のスタートと同時に参戦。仕事そっちのけで……というわけにもいかないので、仕事をほどほどに楽しんできました!
こうしたフェスで楽しみの一つといえば、各ブース。飲食系からワークショップ系まで、さまざまなショップが出店していた。アウトドア好きでで知らない人はいないであろうアウトドア系情報誌『Livin’BASE 「GO OUT」が考えた基地のような家』では、DIYのワークショップを、広島で人気のアウトドア系ショップ『POWER’S』では、人気ブランドのサングラス販売のほか、革紐ブレスレットの編み方のワークショップを行うなど、多くの若者たちや家族連れでにぎわっていた。飲食系では沖縄の地ビール『オリオンビール』や、地元飲食店がスパイシーな肉や、エスニック系料理など、夏に食べたい品がラインアップ。SNS映えするソーダ系ジュースやかき氷なども人気だった。
夕景が美しい瀬戸田サンセットビーチ。夕暮れとともに赤くそまっていく海と白浜は、昼とはまた違う表情を見せてくれた。心地よい海風が火照った体を癒やし、日中は暑さでテントの中にこもりがちだったヘッズたちが、この夕凪を待ってましたといわんばかりに、ビーチステージで踊る。メインステージでは初日のトリをTURTLE ISLANDが務め、月明かりの下で多くの人が踊り狂った。そして、2日目にはフェスタデラマを支えてきた広島流川発演歌パンクロックバンド「のら犬」の足袋井直弘がソロで登場。会場のボルテージが一気に上がった中で、大トリを迎えた「犬式」。SBJにふさわしい「平和」という切り口から、その尊さを歌で表現してくれた。まさに「YES! PEACE!」。
広島で音楽フェスを楽しんでもらいたいという思いから始まったフェスタデラマ。その意思を引き継いだ大人たちが再び始めたSBJ。犬式の三宅洋介が「大人になれば、できることが増えていく」という言葉を印象付けるように、大人たちが本気で遊んだからこそ成しえたイベントだ。だからこそ、全力で心地よく音楽が楽しめたこの2日間を経験できなかった人たちに言いたい! 来年は、ここで一緒に音楽を楽しみながら遊ぼうじゃないか。
photo:堀友良平

堀友良平[株式会社ザメディアジョンプレス 企画出版編集・FLAG!web編集長]
東京都出身。学研⇒ザメディアジョンプレス。企画出版、SNS、冊子などの編集担当。書籍「古民家カフェ&レストラン広島」などのグルメ観光系や、「川栄李奈、酒都・西条へ」などのエンタメ系なども制作。学研BOMB編集部時にグラビアの深さを知りカメラに夢中
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