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カープ 2019/04/12

【インタビュー】久米宏さんが語る今のカープへの想い 4月22日カープ特番放送決定!

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大のカープファンとして知られ、『FLAG!vol.07~拝啓 広島東洋カープ様~』(2017年1月発売)では、25年ぶりのリーグ優勝を果たしたカープへ宛てた手紙「鯉文(こいぶみ)」を綴ってくださったアナウンサーの久米宏さん。

今回、彼がナビゲーターとなり、35年ぶりの日本一を目指すカープに必要なものを探るという特別番組「久米宏のどうする?広島カープ ~独占リポート150時間~」の会見が、広島市内で行われました。

久米さん自身初のローカルテレビ局の司会、さらに広島でしか放送されないという、なんともぜいたくな番組らしいのです。
放送に先立ち、来広した久米さんにカープへの想いや番組の見どころを伺ってきました。

カープを好きになったきっかけは初優勝に号泣する同僚の姿

1967年、TBSに入社するまで僕は横浜のファンだったんですが、同期のアナウンサーの林美雄(はやしよしお)くんが、彼は東京生まれの東京育ちなのに熱狂的なカープファンでして。入社して3年間ぐらい、ずっと僕に「カープがいい、応援するならカープしかない、カープを応援してくれ」って言ってきていたんです。試合を見てもほとんど負け試合なんですけども、カープのどこが良いかというのを延々と聞いているうちに、だんだんと情が移りましてね。

大きく舵を切って本当にカープファンになったのは、1975年の初優勝で林くんが号泣して喜ぶ姿を見てからです。大の大人がそれほど感動するなんて「この球団は何なんだろう」と思いました。プロ野球の球団が優勝したくらいでこんなに泣くのかって言ったら、「ばか野郎、初優勝なんだよ。ずっとBクラスだったんだ」って(笑)。いかに苦労して市民球団を立ち上げたのかという球団創設からの話を延々と聞いて、初優勝は確かに僕も感動して、そこから一挙にファンになりましたね。


負けるカープに自分を投影

「負ける美学」というのがありますが、誤解なく言いますと、かなり長い間、「負けること」もカープの魅力でした。何回か優勝していますけど、負けるのを見て自分に投影する……。僕らの仕事っていうのはうまくいかないことが多いです。林くんと話すと、結局、情が深くなったのは「俺たち、うまくいかないことが多いよな」という自己反省と、カープのうまくいかない試合運びが妙に一致しているということでしたね。だから、3連覇はどうもしっくりこない (笑)。強いカープっていうのは、なんだかね、どこかで引っかかっているんです。「負けてこそ」カープというのがベースにあるんですよね(笑)。2016年の25年ぶりの優勝というのは、黒田(博樹)さんや新井(貴浩)さんのドラマがあって、本当に優勝したという実感があったんですけど、3連覇は全く想像していませんでした。いろんなところで黄金時代が来てほしいと言っていたのは、言ってみればお世辞でね。黄金時代が来るというのはあまり考えなかったです。だって負けるのが魅力で、万年「今日も残念だったね」って言うのがひとつのルーティーンだったんですから(笑)。

 

カープは野球が大好きな野球少年が集まったスポーツマン集団

カープはスポーツマンの集団で、野球が大好きなスポーツマン、野球少年が集まった球団だと思うんです。野球ができることが喜びで、おまけとして勝てばいいという感覚があるチーム。でも、3回も優勝して、選手たちの年俸も少しですが上がってきて。年俸が安ければいいというものではないですけど、まずは選手たちが野球をするのがうれしい、楽しい、それで生活できていればこんないいことはないですよね。

いつまで単なる野球好きの集団でいられるか、いてくれるか。お金のことをあまり考えず、野球のことだけで頑張ってくれる球団だというのは、僕にとっては大きな魅力です。いつまでもそうあってほしい。その辺をキープできると強さも続くと思うんですけどね。プロだからお金というのは正しいんですけど、それがあまり出てくると、カープの強さはなくなるかなと思います。でも年俸は上がってほしいんですよ。鈴木誠也選手が4番バッターで珍しく1億円いかなかった時期は悲しかったですからね(笑)。

勝てないときにカープファンは真価が問われる

ここ数年のカープ人気の盛り上がりは、すごくうれしいです。昨日は夜11時ごろに広島駅に着いたんですけど、(デーゲームだったのに)まだ駅のホームに赤いTシャツを着た女の子がいるんです。わぁうれしいなぁと思いますね。一方で、年を取ったご夫婦がテレビで映ったりすると、良いなぁと思います。これこそ本当のカープファンだなと。若いファンが増えたのはとてもうれしいんですけど、この人たちは今の黄金時代しか知らないわけです……。人間もそうですけど、苦労した時のことを知っている方が、その人の魅力というのは大きいじゃないですか。暗い時代を知っていたらもっと楽しいだろうなと思います。それは無理な話ですけれど、勝てない時代は今後必ず来ると思います。その時、カープファンには離れるか離れないか踏み絵が出されてね(笑)。その絵を踏まずに隠れカープファンであってほしいな。必ず冬の時代は来ますから、そこを乗り越えてほしい。その時に頑張れるかどうか、今の若いファンは人間を問われるんじゃないでしょうか。

緒方監督が語る「カープ野球の神髄」

今回の番組ではVTRを150時間回していて、ものすごい数の人にインタビューしたんです。初めてキャンプにも行って、初対面の選手も多かったんですけど、いろんなことを話してくれました。危険を顧みず言うと、例えば今日(取材当日)先発の久里(亜蓮投手)なんて、思ったよりもライバル意識を大瀬良(大地投手)に持っているんですよね。それから、キャンプ中はあまりインタビューを受けない緒方(孝市)監督がね、30分以上にわたってインタビューを受けてくださって。これは特番を見ていただくとわかるんですけども、「なんで日本一になれなかったのか」という話がメインになっています。彼は現役から32年間ユニフォームを着続けていて、カープ野球の神髄という話をしてくれました。僕は深く納得しました。とても説得力がありましたね。そこまで考えているのかと、僕は浅薄(せんぱく)な自分を恥じました。これ以上は放送を見てください。なかなか難しい話だったんですけど、口数が少ない緒方さんがここまで話してくれるとは、僕も思わなかったのでね。

 

 

(撮影:西田英俊)

 

profile
久米宏(くめ・ひろし)
1944年7月14日、埼玉県生まれ。
1967年、早稲田大学政経学部卒業と同時に、アナウンサーとしてTBSに入社。
1979年同社を退社、フリーとなりテレビの司会やラジオのパーソナリティなど各方面で活躍する。
現在はTBSラジオ『久米宏 ラジオなんですけど』にレギュラー出演中。
近著『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』などの著書も多数。

 

4月22日(月)放送!

今こそ見たい! 改めてカープへの期待で胸がいっぱいになるカープ特番!!

大のカープファンである久米宏が聞き手となり、緒方孝市監督やカープOB、日本一経験者、カープに思いを寄せる著名人などインタビュー!  2018年、広島東洋カープは球団史上初の3連覇を達成 。カープ新黄金期到来! しかながら……未だあと一歩のころで手が届かない日本一の栄冠。その座から35年間遠のく今、カープを愛する人々に独占取材を敢行! そこから見えてきたものとは……。久米宏がお送りする、カープの一大エンターテインメント番組です。

「久米宏のどうする?広島カープ ~独占リポート150時間~」
放送日:4月22日(月)19:00~20:00(広島ホームテレビ)※広島県エリアのみ放送
出演者:久米宏、緒方孝市、古葉竹識、江夏豊、北別府学、里崎智也、西川美和ほか

 

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